国内サブスクリプション市場…交通機関との組み合わせで2023年度に1兆円超 矢野経済予想

国内サブスクリプションサービス市場の推移と予測
国内サブスクリプションサービス市場の推移と予測全 1 枚

矢野経済研究所は4月23日、国内のサブスクリプションサービス市場の調査結果を発表した。

2019年度のサブスクリプションサービス7分野の国内市場規模はエンドユーザー(消費者)支払額ベースで6835億2900万円となった。2020年度は前年度比15.2%増の7873億円を予測する。

サブスクリプションサービス市場は、デジタルコンテンツ分野と食品・化粧品類の定期宅配サービス分野を除くと、まだ小規模な分野が多い。これまでにない商品やサービスの利用形態であることから注目を集めており、市場全体は徐々に拡大している。調査した7分野には、黎明期で市場が活発化しておらず、小規模な分野もあるが、これからの成長が期待されるとしている。

また、これまで消費者向けのサブスクリプションサービスに注目が集まっていたが、事業者間における受発注業務を中心に継続的な企業間取引を支援するといった、事業者向けサブスクリプションビジネスを支援するサービスも登場しており、様々な業種での導入が進んでいる。

将来展望では、今回調査した7分野に含まれていない公共交通機関とサブスクリプションサービスを組み合わせたまちづくりの施策がみられるようになるなど、少しずつサブスクリプションサービスを利用する機会は増えると予想する。こうした交通インフラと連携させたまちづくり活性化の動きや好調な分野もあることから、2023年度のサブスクリプションサービス7分野の国内市場規模はエンドユーザー支払額ベースで1兆円を超える規模になると予測する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  3. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る