緊急事態宣言以降、「クルマの利用が増えた」人は2割…定額カルモくん調べ

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出てから自家用車の利用頻度に変化はあったか?
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出てから自家用車の利用頻度に変化はあったか?全 3 枚

個人向けカーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による緊急事態宣言で、通勤などの車の利用状況にどのような影響が表れているのかを調査した。

おトクにマイカー 定額カルモくんでは、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2月から契約数が増加。「外出や対面接客なしに車を買えること」や「経済不安を抱える中でも頭金なしでカーライフを始められる契約形態」にニーズが集まり、4月に至っては繁忙月と言われる3月よりも20%~25%増えている。

そこで、4月7日に緊急事態宣言が出た東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に住み、車を所有していて普段から利用する1183人を対象に、実際に緊急事態宣言によって、通勤などの車の利用状況にどのような影響が表れているのかを調査した。

まず、緊急事態宣言が出てから自家用車の利用頻度に変化があったかを尋ねたところ、「増えた」(19.6%)、「減った」(29.6%)、「変わらない」(50.2%)、「わからない」(0.6%)という結果に。増えたと答えた人に利用用途を尋ねたところ、「買い物」(33%)、「通勤・通学」(22%)、「送り迎え」(22%)、「レジャー」(11%)、「避難」(8%)の順となった。

買い物での利用としては「夫婦で買い物に行く機会が増えたので、電車やバスを利用するのは不経済であるし、ウイルスの感染のリスクもあるので車を利用している」「公共交通機関よりも車で移動するほうが、新型コロナウイルスの罹患リスクを減少させられるから」「電車を利用するより車の方が安全」などの意見が寄せられるなど、車のほうが公共交通機関よりも安全と思って利用する人が増えているようだ。

通勤・通学では「感染防止のため公共交通機関ではなくマイカーにて出勤」「電車とバスを使って通勤していたが、それだと感染リスクか高まるので車通勤に切り替えた」などと、買い物と同様に感染リスクを考えて車利用を選ぶ人が増加。また、「車通勤が可能になった」「会社に車で出社してほしいと言われた」「電車通勤が会社で禁止された」と、会社が公共交通ではなくマイカー通勤を許可したり命じたりという状況になっているようだ。

また、レジャーでは「テレワークで日中も自宅にいるため、仕事が終わったのちに、気分転換にドライブをする」「気分転換に乗っている。車から降りなければ関係ないと思うから」「墓参りで車を使用する。普段は電車でも行けるが 乗りたくないので車にしている」という回答があった。

次に、自家用車の利用頻度が「増えた」または「変わらない」と答えた人に、車で行なっているウイルス対策を尋ねたところ、「窓を開けて換気」(28.4%)、「車内を除菌」(15.4%)、「マスクを着用」(11.1%)、「人を乗せない」(4.7%)、「手洗いうがいをする」(4.2%)、「エアコンで外気を入れる」(2.5%)、「目的地で表に出ない」(1.1%)、「時間帯を変える」(0.4%)、「3密を避ける」(0.4%)の順となった。

対策で一番多かったのは「窓を開けて換気」だったが、窓を開けながら「マスクをしている」、さらに「触れたところの除菌をしている」という3つの対策の組み合わせで対策している人も多数いた。

車内の除菌に関しては、消毒薬や殺菌スプレー、除菌シートを使用して、手の触れる箇所(レバー、ドア、ハンドル、カーナビ画面)を拭くという声や、車から降りて再び乗るときは手を消毒して車内にウイルスを持ち込まないようにしているという声も少なくなかった。

「窓を開けて換気」が多い一方で、「感染リスクの高い所では窓は閉めている」「窓を開けない」「必要のない窓の開閉を避ける」といった、外からの空気を入れないようにするという人も。窓を開ける代わりに「空気清浄機付きエアコンを使用する」「高機能エアコンフィルターを装着した」「車載用の空気清浄機と加湿器を稼働している」など、車内の空気を循環させているようだ。

一方、「対策はしていない」との回答も28.4%にのぼったが、ほとんどは1人で運転するためという人が多かった。

《纐纈敏也@DAYS》

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