トヨタと一汽集団、合弁会社の管理体制再編「オール中国トヨタ」で競争力強化

トヨタと一汽集団が合弁会社の管理体制を再編
トヨタと一汽集団が合弁会社の管理体制を再編全 1 枚

中国・一汽集団とトヨタ自動車は4月27日、中国における持続的成長に向けて管理体制の再編を実施すると発表した。

これにより、天津一汽トヨタ自動車(TFTM)は一汽トヨタ系統括事業体となり、それ以外の車両およびエンジン製造事業体は100%子会社としてTFTM傘下に入る。具体的には、四川一汽トヨタ自動車と長春豊越、天津一汽トヨタエンジンと一汽トヨタ(長春)エンジンが対象となる。

今回の再編は、中国の変化の速い市場に呼応するために実施するもの。TFTMのもと製造事業体の管理を一元化することで、全体最適な管理体制が可能となり、リソーセスやオペレーションの効率化による競争力向上につながるとしている。また、レポートラインを明確化し、各事業体へのガバナンスの強化や迅速な意思決定を目指す。

なお、一汽トヨタ系の研究開発会社である一汽トヨタ技術開発についても今回の再編のタイミングでTFTMの100%子会社としてTFTM傘下となる。一汽とトヨタの販売会社である一汽トヨタ自動車販売については、資本の変更はないが、実務上、TFTMへのレポートラインを実現することで管理統合し、開発から生産、販売までの一気通貫の体制を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
  2. レクサスの新境地を開くか...『ES』に「スポーツクロス」導入の噂
  3. スバル初の小型EVクロスオーバー『アンチャーテッド』、7月17日発表へ
  4. 何が変わる? 国交省が自動車整備の「事業規制」を見直し…知っておくべき7項目
  5. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る