外出自粛要請後、都民の自宅滞在時間は30分増加…レイ・フロンティア分析

3月28日、東京
3月28日、東京全 5 枚

iPhone向けライフログアプリ「サイレントログ」を提供するレイ・フロンティアは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染防止を目的に、外出自粛で訪問場所や滞在時間はどう変容したかを分析した。

今回、機械学習を用いて訪問場所や居住地を推定する独自技術を活用し、訪問場所数の変化(1月1日~3月31日)と居住地平均滞在時間(1月1日~4月13日)を分析。対象エリアは新型コロナの感染者数が増加しつつあり自粛傾向の高かった東京都と、感染者が発生していない岩手県を選定した。

分析結果によると、東京都民の訪問場所数は1月だと60か所前後が最も多かったが、3月では全体的に10か所ほど減少し、全体的に訪問場所数は減少傾向にある。一方、居住地平均滞在時間は徐々に増加傾向で、3月から4月にかけては約30分増加。東京都では外出先を極力限定し、自宅で過ごす時間が増加しているようだ。

岩手県は人口密度が低いためか、訪問場所数が減少しているが、東京都ほど大きな変化は見られない。居住地平均滞在時間は3月から4月にかけて約15分増加。東京都の半分ほどの増加量だった。1月2月は雪の影響で居住地平均滞在時間が長かったため、増加量が抑えられたと考えられる。

Googleが公開しているCOVID-19に関するデータでも東京都では居住地滞在時間が増加、岩手県ではほぼ変化なしという同様の結果が出ている。

訪問場所の減少は客先訪問だけではなく、気軽な店舗利用や寄り道を減少させた結果として考えられる。自粛が続き生活必需品ではない業種の苦境がますます顕著になる中、今後これらの業種とどのように共存していくかも課題となりそうだ。

《纐纈敏也@DAYS》

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