プジョー「i-Cockpit」、全世界500万台以上に搭載…最新版は 508 や 208 新型に

i-Cockpitの3つの特長

新型508のi-Cockpitは先進運転支援システムの操作を司る

新型208と新型2008のi-Cockpitは3D仕様に

プジョー 508 新型
プジョー 508 新型全 19 枚

プジョー(Peugeot)は、新世代コックピットの「i-Cockpit」が、全世界の500万台以上に搭載された、と発表した。

【写真】プジョー「i-Cockpit」(全19枚)

i-Cockpitは、プジョーの新世代コックピットだ。i-Cockpitはプジョーが2012年、まずは『208』に採用した。その後、『2008』、『308』、『3008』、『5008』、『リフター』と、導入車種を拡大。最新バージョンのi-Cockpitは、新型『508』とそのワゴン版の新型『508SW』、新型208とそのEV版の『e-208』、新型2008とそのEV版の『e-2008』に搭載されている。

i-Cockpitの3つの特長

i-Cockpitには、3つの特長がある。「小径ステアリング」は、コンパクトなステアリングホイールで、今まで以上に俊敏な操作性とさらなるドライビングセンセーションを追求する。操作時の動きを最小限に抑え、リラックスしたドライビングポジションにより、ドライバーのより俊敏なレスポンスを可能にしている。

「ヘッドアップインストルメントパネル」は、ドライバーの目の前に必要な情報を全て表示するものだ。路面からの視線移動が不要になり、ドライバーは運転に集中することができる。人間工学も考慮したパネルの配置は、小径ステアリングの採用により実現したものだ。これにより、ドライバーの疲労を緩和し、より快適なドライビングを可能にする。

「大型タッチスクリーン」は、車内のラジオやエアコンなどの機能を直感的に操作できるように表示される。車両情報や各種機能を、違和感なく操作できることを目指している。

プジョーはi-Cockpitの開発にあたって、ドライバーの身長ではなく、胴体と脚の長さの比率を重視した。たとえば、脚の長さに比べて胴体が長い人もいれば、まったく逆の人もいる。176cmの男性の場合、胴体の長さは87~98cmと違いがある。プジョーによると、これがドライビングポジショニングに直接影響を与えるという。

プジョーは人体測定データを活用することにより、運転席の大きさに関係なく、シートやステアリングホイールの調整範囲を計算して、ドライバーを包み込む感覚を強化し、人間工学を最適化している。

新型508のi-Cockpitは先進運転支援システムの操作を司る

プジョーの最新のi-Cockpitでは直感的で、より自然なドライビングエクスペリエンスを目指してデザインされている。新型508では、ドライビングのためのインターフェイスとして、i-Cockpitをさらに進化させた。新型508では、i-Cockpitが「レーンポジショニングアシスト」、「アクティブクルーズコントロール」、「ナイトビジョン」、第2世代の「アクティブセーフティブレーキ」などの先進運転支援システム(ADAS)の操作を司る。

例えば、「トラフィックサインインフォメーション」は、制限速度や進入禁止に関する道路標識をマルチファンクションカメラが読み取り、インストルメントパネルに表示する。制限速度は、ドライバーが任意でクルーズコントロールやスピードリミッターに連動させることができる。

プジョー初となるオプションのナイトビジョンは、前方最大約200mを赤外線カメラが監視し、歩行者、野生動物の映像をインストルメントパネルに投影する。接近する距離に応じて警報を発し、ドライバーに注意を促す。

ヘッドアップディスプレイは6種類の表示モードを持ち、オーナーの好みに応じてカスタマイズが可能だ。このディスプレイは通常のものと違い、ステアリングホイールの上に位置し、ドライバーの視線の移動を最小限に抑え、安全性を向上させた。中央のタッチスクリーンはインテリアのデザインに溶け込み、その下にピアノのキーのような7つのトグルスイッチを配された。タッチスクリーンでの操作とは役割が整理されており、物理的なトグルスイッチで、ナビゲーション、空調、ラジオなど主要な機能にはダイレクトにアクセスできるようになっている。

新型208と新型2008のi-Cockpitは3D仕様に

また、新型208とe-208、新型2008とe-2008には、コンパクトなステアリングホイールと新しいヘッドアップディスプレイを備えた最新バージョンの「プジョー3D i-Cockpit」を採用する。ヘッドアップディスプレイは、情報をドライバーの視線の先にホログラム形式で投影し、安全性を引き上げる。視線の延長線上に、必要な情報を映し出す。

この情報は、動的でアニメーション化されている。情報の重要度や緊急度に応じて、ドライバーの視野に近づき、ドライバーの反応時間を0.5秒短縮する効果があるという。

ダッシュボードの中央には、最大で10インチのタッチスクリーンが配置される。トグルスイッチの横にあるタッチアクセスと新開発の音声制御システムによって、操作できる。

《森脇稔》

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