GW中の移動を観測 4月29日を挟んで…休日の外出は自粛

4月30日、東京羽田空港
4月30日、東京羽田空港全 12 枚

レイ・フロンティアが、大型連休中、特定警戒都道府県についてそれぞれの越境移動の状況を可視化するため定点観測データを公開している。

発表されるデータは、レイ・フロンティアが提供しているSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの。対象都道府県は、現在特定警戒都道府県に指定されている、北海道、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、石川、岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の13エリア。4月27日から5月10日までの期間、それぞれの都道府県から、越境となる流出移動を計測したもの。4月27日の移動数を基準として、観測日の前日と当日の移動数を相対値で表し、棒グラフにしている。

5月2日現在、4月29日までの移動数の集計結果が公開されている。28日はカレンダー上は平日(火曜日)、翌29日は祝日(昭和の日)で本来であれば、2020年のゴールデンウィークが始まる日だ。

グラフをみると、ほとんどのエリアで29日の越境移動が減っている。例年であれば、県境を越える越境移動が跳ね上がってもよい日である。総じて、緊急事態宣言による外出自粛が功を奏しているという見方も可能だ。

平日の30日になると越境移動が増える。関東なら東京。関西なら大阪など、エリアのハブ的な自治体には、どうしても通勤のための移動を止めることができない事情もある。すべての労働者が在宅勤務になっているわけではないだろう。また、住民の生活圏と自治体の行政区分は必ずしも一致しないため、局所的にはどこのエリアでも移動が発生している可能性もある。

なお、データには、物流関係者など生活を支えている人の移動も含まれている可能性がある。全てのデータが収集されるまで時間がかかるため、新しいデータでは過去発表分に多少の変動がある。

《中尾真二》

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