ボッシュ、水素燃料電池の開発を加速…新型コロナ危機の収束後を想定

ボッシュの燃料電池開発現場
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ボッシュ(Bosch)は4月29日、水素燃料電池の開発を加速させると発表した。

クライメートアクションに対する取り組みは、さまざまな分野で構造変化を加速させている。ボッシュとそのパートナーであるPowercell社は、自動車向け燃料電池スタックの商業化に取り組んでおり、2022年の市場投入を予定している。

これにより、ボッシュは新たな成長市場での地位の確立を目指している。2030年には、新規登録される大型トラックの8台に1台が、燃料電池を使用するようになると見込む。

ボッシュはまた、パートナーのCeres Power社と共同で、定置用燃料電池の開発を進めている。これにより、コンピューティングセンターなどへの電力供給が可能になる。ボッシュでは、燃料電池発電所の市場規模は、2030年には200億ユーロを超えると予想している。

ボッシュ取締役会のフォルクマル・デナー会長は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)危機の収束後に、水素経済と再生可能合成燃料の生産への大胆な移行を訴えている。同会長の見解では、この移行こそが、ヨーロッパが2050年までにカーボンニュートラルを達成する唯一の方法という。

デナー会長は、「今日の水素の応用を、フィールドテストから実体経済へと発展させる必要がある。これによって、野心的な気候目標を達成することができる」と述べている。

《森脇稔》

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