[サウンドチューニング・イコライザー編]本格タイプの操作方法 その5…バンド別のテスト信号

本格的な「イコライザー」の操作画面の一例(ロックフォード・フォズゲート)。
本格的な「イコライザー」の操作画面の一例(ロックフォード・フォズゲート)。全 1 枚

カーオーディオの“聴こえ方”を改善させられる「サウンドチューニング」。そのあらましから操作方法までを紹介している当コーナー。現在は、本格タイプの「イコライザー」機能の操作方法を解説している。前回は、スマホの測定器アプリを使ったチューニング方法を解説した。

それに引き続いて今回は、「バンド別のテスト信号」を使ったチューニング方法を紹介する。

さて、チューニング用のテスト信号等が収録されたCD等に、20Hzから20kHzまでの可聴帯域の音を31バンドに分けた周波数別のテスト信号が収録されていることがある。そのような信号を手に入れることができたら、それが役立つ場合もある。愛機の「イコライザー」が31バンドタイプで、各バンドの周波数がテスト信号と一致していたらしめたものだ。その信号を活用する調整方法も試せる。

やり方は以下のとおりだ。まずは一旦、「イコライザー」をフラットな状態に戻そう。そしてその上で、もっとも低いバンドのテスト信号を鳴らしてみる。そして音量がどのくらいかを感じ取ろう。

続いて、メインユニットやプロセッサーの音量は固定したままで、その1つ上のバンドの信号を再生し、音量が変化したかを確認してみる。音量の変化が感じられなかったらOKだ。そうであれば今度はまたもう1つ上のバンドの信号を流してみる。このように1つ1つ信号を再生しては音量の変化があるかどうかを調べていく。

もしも、他よりも明らかに音量が大きいと感じられるバンドがあれば…。そのバンドの音が“ピーク(音圧が増幅された状態)”になっていると推測できる。そうであればそのバンドを下げ、音量を他のchと合わせよう。

逆に、音量が明らかに小さく聞こえるバンドがあれば、その周波数帯の音が“ディップ(音圧が減衰した状態)”になっていると推察できる。そうであればそのバンドを持ち上げてみよう。

なお“ディップ”に関しては、シビアに“キャンセリング”が起きている場合には、そのバンドの音量を持ち上げようとしても上がらない。音が消失しているわけなので、上がりようがないのだ。そうであればそのバンドの補正は諦めて元に戻しておこう。取り付け方の見直し等、物理的な変更を加えない限り修正は難しい。後日カーオーディオ・プロショップまで足を運んで、どうすれば改善できるかを相談してみよう。

今回はここまでとさせていただく。次回もこれに引き続いて本格的なタイプの「イコライザー」の操作方法の解説を続行する。お楽しみに。

『ザ・サウンドチューニング』 第2章・イコライザー編 その9 “本格タイプ”の操作方法 V

《太田祥三》

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