コンチネンタル、移動式ベッド用の抗菌カバー開発…新型コロナの仮設病院で使用

コンチネンタルが開発した抗菌カバーを使用した移動式ベッド
コンチネンタルが開発した抗菌カバーを使用した移動式ベッド全 4 枚

コンチネンタル(Continental)は5月11日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大により、緊急に必要となった移動式ベッド用の抗菌カバーを開発した、と発表した。

この移動式ベッドは、ドイツ・ニーダーザクセン州とハノーバー州が見本市会場に建設した仮設病院で使用される。病院に充分なスペースがない場合は、軽度の新型コロナウイルスの患者の治療に使用される予定だ。

移動式ベッドは、コンチネンタルが新開発した合成布張り生地の「skai Pandoria Plus」で覆われている。コンチネンタルは、ドイツ・ヴァイスバッハの工場で、この抗菌カバーを生産している。

抗菌カバーの素材は、医療や衛生分野向けに特別に開発された。医療機器に求められるすべての法的要件を満たしている。抗菌カバーの表面は、細菌や他の微生物の増殖を防ぐ。その抗菌効果は、「JIS Z 2801」に準拠したテストで確認されたという。

また、skaiPandoria Plusは、消毒液にも耐性があるため、表面を定期的に消毒することにより、新型コロナウイルスを確実に除去できるという。汗、血液、尿などの体液によって、表面が損傷することもない。簡単に掃除でき、耐摩耗性と耐引裂性があり、高度な難燃性も備える、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る