パイオニア、8型タブレットをカーAVとして使う新システムを発売へ

8型タブレットをカーAVシステムと使う新発想で生まれた「SDA-700TAB」
8型タブレットをカーAVシステムと使う新発想で生まれた「SDA-700TAB」全 5 枚

パイオニアは5月13日、多彩なコンテンツを大画面で楽しめるタブレット型AVシステムとして、メインユニット「FH-7600SC」、8型タブレット「SDA-700TAB」の組み合わせを発表した。

このタブレット型AVシステムは、クレイドル型の2DINメインユニット「FH-7600SC」と8インチタブレット「SDA-700TAB」を組み合わせることで利用可能となる。動画・音楽やナビなど多彩なアプリを、8インチの大画面と車載スピーカーから出力される高音質な音で楽しめる他、バックカメラやステアリングリモコンへにも対応した。価格はいずれもオープンだが、想定売価は「FH-7600SC」「SDA-700TAB」ともに3万2000円を予定する。

「FH-7600SC」と「SDA-700TAB」は、カーAVシステムの大画面化と利用環境フリーという目標を達成するために新たな発想で生まれた製品だ。両者を組み合わせて使うだけでなく、タブレットを取り外して後部座席や車の外で使用することも想定。ナビアプリを使えば最新の地図でドライブもできる。その意味では、まさに従来のカーAVシステムにはなかった発想で開発されたシステムなのだ。

タブレットはHD規格に対応した8型ディスプレイで、クレイドル型のメインユニットにしっかりと固定する安全性にも配慮した設計となっている。取り付け部は高さや奥行きを好みの位置に調節可能な他、温度変化の激しい車内でも安心して使える優れた耐熱・耐寒性能も備えている。もちろんメインユニット取付時にはタブレットは常に充電されるので、長時間利用も問題なし。取り付け部は標準的な2DINサイズとしていることで、幅広い車種のコンソールにスマートに取り付けられるのも嬉しいところだ。

音声は車載スピーカーから出力でき、ハイレゾ音源のダウンサンプリング再生に対応。タブレットにインストール済みの専用アプリ「Pioneer Smart Sync for Tablet」を使用すれば、画面上でオーディオの操作や設定、音質調整なども行える。また、タイムアライメント機能や13バンドグラフィック・イコライザー機能などによって車内の音場を最適化し、車内での高音質再生と最適な音場空間をもたらす。

タブレットを車載AVシステムに使うという新たな発想から生まれた、今まで、ありそうでなかったこのシステム。カーAVの新たなソリューションを生み出すきっかけになるかも知れない。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『マイクラ』新型、“SUV風デザイン”の小型EVになって登場
  2. トヨタ『RAV4』新型を世界初公開、3つのスタイルで進化 日本発売は2025年度中
  3. アルピーヌ『A390』発表直前プレビュー! マカンよりかなり小さいボディから600馬力!?
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』新型、量産仕様のプロトタイプがついに出現! 変更点を完全解説
  5. 【スズキ ハスラー タフワイルド 新型試乗】“クラシック・ミニ”の面持ちを思い出す…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  3. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  4. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る