大阪のタクシー会社「ふれあい交通」、コロナ禍で破産 東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、タクシー事業などを展開するふれ愛交通(大阪市平野区)が5月13日、大阪地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。負債総額は約1億3000万円。

同社は設立当初、別事業を手掛けていたが、2004年に運送会社から事業譲渡を受け、介護タクシー事業を開始。2006年には福祉事業限定を解除し、一般タクシー事業を開始。病院福祉施設や特別支援学校の送迎などを手掛け、メディアに取り上げられていた。

しかし、一般タクシー事業の低い採算が全社の収益を圧迫し、債務超過を余儀なくされていた。余裕のない資金繰りが続く中、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛で、3月以降の売上高が激減。とくに4月の一般タクシー事業の売上高は前年比約80%減少するなど厳しい状況となっていた。セーフティネット融資や雇用調整助成金なども検討したものの、5月の給与支給に間に合わないことから申請を断念。5月11日には全従業員を解雇していた。

《纐纈敏也@DAYS》

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