フォードモーターが北米生産を再開へ、FCAは生産再開に向けて準備を加速

フォードモーターのシカゴ工場
フォードモーターのシカゴ工場全 3 枚

フォードモーターは5月18日から北米工場の生産を再開

フォードモーター(Ford Motor)は5月18日から、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大により休止している北米工場において、生産を再開すると発表した。

生産再開の当初、以前に3シフトパターンで操業していたフォードモーターの北米組立工場は、2シフトまたは1シフトで稼働する。ミシガン州のフラットロック工場とオンタリオ州オークビル工場では、5月25日から1シフトで生産を再開する予定だ。

フォードモーターは生産再開にあたって、従業員に新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ対策を徹底する。出社時には、非接触の体温測定を行う。施設に入るすべての人に、マスク着用を義務づける。社会的距離を保てない場合は、フェイスシールドの着用などが必要になる。

さらに、フォードモーターは、製品開発、IT、設備管理など、テレワークが困難な約1万2000人の従業員を復帰させるために、時差出勤を導入する、としている。

生産再開に向けて新たなガイドラインを定めたFCA

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は5月12日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大により休止している北米工場の生産再開に向けた準備を加速させると発表した。

FCAは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月18日から米国、カナダ、メキシコの工場を閉鎖している。

FCAは生産再開にあたり、新型コロナウイルスから従業員を保護する新たなガイドラインを定めた。消毒の徹底や社会的距離の維持をはじめ、従業員とすべての訪問者に、ガイドラインを適用する。

出社時には、体温を測定し、自己申告する。赤外線カメラを設置して、従業員や訪問者が自己申告した内容を確認する。さらに、政府機関の指示に従い、従業員は施設内では常にマスクとゴーグルを着用する必要がある。従業員は、消毒スプレーを使用する際にも、手袋とゴーグルを着用するよう求められる。

《森脇稔》

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