ケンウッドの新ドラレコ、記録の信頼性をアップ…「SDカードメンテナンスフリー機能」を搭載

「SDカードメンテナンスフリー機能」を搭載した晋ドラレコ「DRV-MR450」
「SDカードメンテナンスフリー機能」を搭載した晋ドラレコ「DRV-MR450」全 6 枚

ケンウッドは5月18日、ドライブレコーダーの新ラインアップとして、前方と後方の同時録画に対応した前後撮影対応2カメラドライブレコーダー(ドラレコ)「DRV-MR450」を6月下旬より発売すると発表した。価格はオープン。市場想定価格は2万5000円(税抜き)を予定する。

続発し続けている“あおり運転”に対する危機感からドラレコのニーズは相変わらず高い。そんな中でユーザーは「単にリーズナブルなだけの製品ではなく、より高画質な録画性能を備えた製品を選ぶ方向にシフトしている」(ケンウッド)という。今回発売するドラレコ・DRV-MR450はそうしたニーズに応えるため、「被害に遭った際の映像をしっかり記録する」ことを第一に考えて開発された。

このドラレコでは、フロント/リアカメラの両方にF1.8の明るい広視野角レンズを採用し、リアカメラにはリアガラスがスモークガラスでも明るい映像で記録が可能となる「スモーク シースルー機能」を搭載している。さらに万一の際の録画エラーを防ぐことを目的として、「SDカードメンテナンスフリー機能」を搭載した。

「スモーク シースルー機能」は、多くのクルマが搭載しているスモークガラスに対応したもので、その状態でも明るい映像として記録できるのが大きな特徴だ。リアガラスに合わせて設定を3段階で調整できるため、スモーク度に応じて後方の映像も明るく鮮明な映像で記録が可能となるのも大きなポイントとなる。

「SDカードメンテナンスフリー機能」は、SDカードのエラーを未然に防止することを目的に搭載されたもので、SDカードの録画領域をあらかじめ確保して断片化を未然に防止する独自の記録システムを採用。一般的に必要だった定期的なSDカードのフォーマットを不要とし、記録への信頼性アップに貢献する。

レンズには、前後共に夜間やトンネルなどの暗いシーンの撮影に強いF1.8レンズを採用。記録画質は高精細なフルハイビジョンで、HDR機能の搭載とも相まって、走行時の映像を細部まで高精細に録画する。特にフロントカメラには水平122°/垂直63°/対角150°の広視野角レンズを採用しており、より広い範囲の録画に対応した。

車載電源ケーブル「CA-DR350」(別売)を使用することで、最長24時間の駐車監視録画に対応する。駐車中の衝撃や動体の検知にも対応し、検知前の5秒間と、検知後の15秒間の計20秒間を録画。また、本機では駐車監視録画が終了する前に衝撃または動体を検知した場合、録画時間をさらに最大1分間延長する“W対応”とした。

録画モードは「常時録画」「手動録画」「イベント記録」「終車監視録画」の4モードを用意。その他、ドライブをサポートする運転支援機能や、撮影した位置情報を記録するGPS機能、LED信号対策として無点灯記録防止機能も搭載した。また、ケンウッドのドラレコに共通する一律4万円の補償金が支払われる交通事故時ドライブレコーダー買替補償金制度にも対応している。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る