いすゞは通期業績見通しを公表---2021年3月期、営業利益500億円

いすゞギガ
いすゞギガ全 2 枚

いすゞ自動車は5月26日、2021年3月期通期の売上高が前年同期比18%減の1兆7000億円、営業利益が同64%減の500億円との見通しを発表した。

上場している日系自動車メーカーで、決算が未発表の日産自動車を除いて、今期の業績見通しを公表したのはトヨタ自動車といすゞだけ。

いすゞでは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大規模や、収束の時期、第2波など、先行きは不透明だが現段階での各国市場情報から回復が見込まれる時期を想定して需要を予測、決算発表を遅らせたこともあって「日本の商用車業界のリーダーとして」業績見通しを公表した。

国内トラック市場は、2020年7月から9月を底とし、海外トラック・ピックアップトラック市場は2020年4月から6月を底とし、それぞれ徐々に回復し、年度末にかけて前年度10%減程度にまで回復すると見込む。新型コロナウイルス感染症拡大前から減速していたタイピックアップトラック市場は、2020年7月から9月を底とし、年度末に向けて前期並みの水準までに回復すると見込む。

営業利益で、原価低減などで80億円、費用逓減で114億円の増益効果を見込むが、新車販売減と構成差で1000億円、為替変動で100億円の減益効果を見込む。

経常利益と当期利益は合理的に算定することが困難なため、未定としている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  5. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る