ジェイテクト、EVモータ用高速回転グリース潤滑玉軸受を開発[訂正]

電気自動車モータ用高速回転グリース潤滑玉軸受
電気自動車モータ用高速回転グリース潤滑玉軸受全 3 枚

ジェイテクトは5月28日、電気自動車(EV)における駆動ユニットのモータ用として世界最速となるdmn(ピッチ円直径/回転速度)150万以上の高速回転を可能にしたグリース潤滑玉軸受を開発したと発表した。

【画像全3枚】

近年、自動車の燃費・電費の向上に直結するモータの小型・高出力化が進んでおり、モータを支持する軸受にはさらなる高速回転性能が要求されている。そのため、高速回転下でも破損や焼付きが発生しない軸受の開発が課題となっていた。

軸受の高速化技術として、冠型の樹脂保持器の形状を工夫する手法が一般的だが、高速回転化による遠心力の増大により、保持器の変形や他部品との干渉による破損や、焼付きという問題が発生。ジェイテクトでは、冠形の保持器とは全く異なった新形状の保持器の開発と、独自開発のグリース採用によって、さらなる高速化に対応することを可能にした。

ジェイテクトは、新開発のグリース潤滑玉軸受を2025年より量産を開始。モータの小型・高出力化による高速回転化に対応し、電費の向上と航続距離の延長に貢献する。

<おわび> dmn値に誤記がありました。正しくは150万です。訂正して再出力しました。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  3. 【メルセデスベンツ GLCクーペ 新型試乗】最も売れたベンツ、その走りは「気持ちに訴えかける味わい」だった…島崎七生人
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る