日産、米国工場で2か月半ぶりに生産再開へ…6月1日から段階的に

日産自動車の米スマーナ工場
日産自動車の米スマーナ工場全 3 枚

日産自動車(Nissan)の米国部門は5月28日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響で休止している米国内の工場において、6月1日から段階的に生産を再開すると発表した。

日産自動車は3月18日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米国、カナダ、メキシコを含む北米のすべての工場の生産を一時的に停止した。日産は米国のスマーナ、デカード、キャントンなどに工場を置く。乗用車やSUV、ピックアップトラック、エンジン、トランスミッションなどを現地生産している。

日産は米国内の工場において、6月1日から段階的に生産を再開する。およそ2か月半ぶりの工場の稼働となる。まずは6月1日から、ミシガン州キャントンの車両組立工場とテネシー州デカードのパワートレイン工場において、生産を再開する計画だ。テネシー州スマーナの車両組立工場は、6月8日の生産再開を予定している。

生産再開の当初は、シフトを少なくして、生産台数を抑える。今後、市場の需要を注視しながら、生産台数を調整していく。

日産は生産再開にあたって、従業員に新しい健康と安全に関するガイドライン、「Safe Start-Up」を提示した。すべての従業員は、社会的距離を維持し、シフトや休憩時間を変則的にする。フェイスシールドやマスクなどの着用、消毒の徹底も求められる。

《森脇稔》

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