アウディ(Audi)は5月26日、ドイツ・ネッカーズウルム工場に3Dデジタルスキャン技術を採用した、と発表した。
アウディは、特別なソフトウェアとハードウェアを使用して、ネッカーズウルム工場の生産ラインを、3Dスキャンした。スキャンによって、工場の仮想モデルを作成することが可能に。これにより、現場にいなくても、生産計画の基礎として活用できるという。
アウディのチームは、ドイツ・ミュンヘンを拠点とする新興企業のNavVis社と1年間協力し、このシステムを実用化した。これにより、アウディの従業員は時間とコストを大幅に節約できるだけでなく、工場に依存しない生産計画を立てることが可能になる。
アウディによると、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大のような場合に、デジタル生産計画システムは非常に大きなメリットをもたらすという。
アウディのドイツ・ネッカーズウルム工場なおアウディは将来的に、ネッカーズウルム工場内のすべてをデジタルスキャンする予定、としている。