デンソーとオランダ・セルトングループは、施設園芸ソリューションを提供する販売会社「デンソーアグリテックソリューションズ」を5月29日に設立した。
新会社では、デンソーのセミクローズド(半閉鎖型)農業用ハウス「プロファームTキューブ」をはじめとする施設園芸製品に加え、セルトンの持つ世界最先端の施設園芸製品、今後両社で共同開発する次世代施設園芸製品、栽培コンサルティング、アフターサービスをパッケージ化し販売していく予定。また、新会社は、豊田通商との協業を通じ施設園芸製品を利用して生産される農産物の販売支援も行う。
デンソーは、セルトンと2020年3月に資本提携を行い、デンソーの自動車分野で培った幅広い技術と、セルトンの施設園芸分野での先進技術を掛け合わせることで、世界各国の多様なニーズに合わせた農業ソリューションの提供に向けて協業を開始。今回、両社で販売会社を設立し、日本をはじめとするアジア地域を中心とした販売体制強化を進め、施設園芸ソリューションをグローバルに展開していく。