【メルセデスベンツ CLA 新型試乗】フツーのセダンなんか選んでる場合じゃない…岩貞るみこ

メルセデスベンツ CLAクーペ(写真はディーゼルのCLA200d)
メルセデスベンツ CLAクーペ(写真はディーゼルのCLA200d)全 8 枚

つきまとうクーペの不安、でも

4ドアでありながらクーペ。売りはもちろんスタイルである。なだらかなルーフラインがつくる流線形。色気なくしてクーペの存在意義なし。だけど、クーペ買っちゃって大丈夫なの? という不安は、特に高額車両ともなればついてまわって当然である。

【画像全8枚】

クーペの不安。後部座席、ちゃんと乗れるの? トランクに荷物積めるの? セダンのほうがやっぱり使い勝手がいいんじゃないの?

その不安に、はっきり答えよう。「案ずるでない!」である。

意地悪ゴコロ炸裂チェック

メルセデスベンツ CLAクーペ(写真はディーゼルのCLA200d)メルセデスベンツ CLAクーペ(写真はディーゼルのCLA200d)
私は重箱のスミをつつくのが好きな世代である。なので、『CLAクーペ』を試乗して、最初にやったことは後席の乗り降りだ。こんなにルーフラインをきれいにリアに向かって落とし込んで、後席乗り降りするときに頭ぶつけるんじゃないの? と、意地悪ゴコロ炸裂して試してみた。ところが。

するり。簡単に乗り込める。頭、ぶつけないのである。もちろん座ったあとも、天井に頭は届かない。ここで何度も書いているが、私の身長は170cm(たぶんまだ縮んでいない)。十分な頭上空間の広さだ。ついでに足元も広い。

メルセデスベンツ CLAクーペ(写真はディーゼルのCLA200d)メルセデスベンツ CLAクーペ(写真はディーゼルのCLA200d)
続いて私がやったことは、クルマの後ろに回り込み、トランクを開けることだ。開けてみた。広い。というか、奥行きがハンパない。たしかに、ボディ剛性を保つためなのか、トランクの間口は左右からぐっとボディが張り出していて、大きな荷物を出し入れしやすいとはいいがたい。それでも十分な、いや、軽い荷物を入れてうっかりブレーキを強めに踏んで転がしたら、ちょっと簡単に手が届かないところまで転がりそうなくらい奥行があるのである。

転がるのはともかく、トランクも後部座席も使い勝手に文句なし!

セダンなんか選んでいる場合ではない

今回の試乗車は、「CLA250 4MATIC」である。エンジンは、2リットルターボ。この圧倒的なトルク感がなんともいえず頼もしい。体のまわりの空気ごと重力を無視するかのように加速していくのである。ミッションは、7速のDCTなので、シフトチェンジするごとに、切れのいい切り替えが行われ、特にブレーキを踏みながらシフトダウンするときの感覚は、ぞくぞくするほど楽しい。

これだけ使えて楽しいならば、セダンなんか選んでいる場合ではない。特に女性は、絶対こちらをお勧めする。

メルセデスベンツ CLAクーペ(写真はディーゼルのCLA200d)メルセデスベンツ CLAクーペ(写真はディーゼルのCLA200d)

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、ノンフィクション作家として子どもたちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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