ゲームエンジンを活用したバーチャル展示場…アフターコロナの自動車業界へヒストリアが提案

自動車を自分の好きな色にカスタマイズできる「バーチャル展示場パート」
自動車を自分の好きな色にカスタマイズできる「バーチャル展示場パート」全 9 枚

ヒストリアは、ハイエンドなグラフィックス制作が可能なゲームエンジン「Unreal Engine 4(UE4)」を活用した、自動車業界向けインタラクティブ技術デモ「Cutting-Edge Test Drive(CETD)」をYouTube公式チャンネルで公開した。

制作は建築・自動車・放送業界を中心にコンテンツ開発を行う専門チーム、ヒストリア・エンタープライズが担当。開発人数4名(3Dアーティスト2名・エンジニア2名)、開発期間2か月、3Dモデル購入費用約5万円と、少人数・短期間・低予算での開発を実現した。

CETDは、UE4や3Dモデルライブラリ「Megascans」といった最新技術により制作。技術デモではバーチャル展示場(カーコンフィギュレーター)、ハイクオリティムービー、走行シミュレーションの3つのパートが体験できる。

バーチャル展示場パートでは、カーコンフィギュレーターを想定し、全6色から好きなボディカラーを選択できるほか、アングル変更や回転台を利用して360度車体をじっくり眺めることができる。バーチャル展示場でカスタマイズした車両は、美麗映像の「荒野パート」で広大な空間を走行する。

続く都市パートでは、クリックひとつで天候(晴れ、雨の2種)の切り替えが可能。雨天の場合はワイパーが動作し、地面や木、建物をはじめとした各オブジェクトが濡れている状態になるなど、リアルな市街地走行を体験できる。

なお、ヒストリア・エンタープライズ公式サイトでは、6月2日から30日までの間、Windows 10上で動作する実行ファイル(exe形式)の無料ダウンロードで提供する。

《纐纈敏也@DAYS》

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