【WRC】フィンランド戦とニュージーランド戦がキャンセルに…シーズン再開は早くても9月下旬のトルコ戦?

2019年のWRCトルコ戦。
2019年のWRCトルコ戦。全 6 枚

コロナ禍によって2020年シーズンが中断された状態にある世界ラリー選手権(WRC)。8月上旬フィンランド戦と9月上旬ニュージーランド戦のキャンセルが決まり、シーズン再開は早くても9月下旬のトルコ戦と見込まれる状況になっている。

【画像全6枚】

今季2020年のWRCは1月、開幕時点では全13戦のラインアップだった。1~3月に第3戦までを実施したが、以降は延期やキャンセルの発表が相次ぐこととなり、当面のカレンダー先頭には8月6~9日の第8戦フィンランドが位置していた。しかし、これも6月3日にキャンセルが決定。

さらには翌4日、第9戦ニュージーランドもキャンセルとなる。9月3~6日に開催が予定されていたニュージーランド戦は2012年以来久々のカレンダー入りだったが、今年のWRC復活は見送りになってしまった。

これで現段階でのWRC“次戦”は9月24~27日の第10戦トルコということに。ここが現状で最速のシーズン再開ポイントと見込まれる。

その後は10~11月に第11戦ドイツ、第12戦グレートブリテン、第13戦ジャパンが当初日程で控え、現状での延期扱い(時期未定)が第4戦アルゼンチンと第6戦イタリアという格好。すべてが多分に流動的であるとはいえ、トルコ戦自体を含むこれら今季未開催ラリーのどれかが現状のトルコ戦の日程より前に入って(移って)くる可能性は高くないと考えるのが妥当だろう(本稿における各ラリーのラウンド数は、原則として全13戦での当初カレンダーに基づく数字)。

このままだと丸々半年の休戦期間を挟むことになる2020年のWRC。11月19~22日に復活開催を迎える予定のラリージャパン(東海地域では初開催)を含む“シーズン終盤”の開催動向が、今後も引き続き注目される。

[追記]本稿は6月4日時点までの情報。その後、6月9日に第12戦グレートブリテン(英国、10月29日~11月1日)のキャンセルが発表されている。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  4. スズキ『エブリイJリミテッド』に対応、軽キャンピングカーキット発売…ブレイズ
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る