ボルボカーズ、再生可能電力使用率80%を達成…全世界の工場で

100%再生可能電力によるオペレーションを実現したボルボカーズの中国成都工場
100%再生可能電力によるオペレーションを実現したボルボカーズの中国成都工場全 2 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は6月5日、全世界の製造拠点における再生可能電力使用率が80%を達成した、と発表した。

【画像全2枚】

ボルボカーズは、製造拠点でのCO2排出量の削減に対して着実に取り組んでおり、ここ数年で数々のマイルストーンを達成してきた。欧州の全工場では2008年から、クライメートニュートラルな電力供給が行われている。2018年にはスウェーデン・ショヴデのエンジン工場が、ボルボカーズとして初めて、完全にクライメートニュートラルな工場になった。

また、ベルギーのゲント工場では2018年、1万5000枚のソーラーパネルを設置した。ボルボカーズの製造拠点で初めて、太陽光エネルギーを大規模に導入した工場になった。さらに、中国最大の成都工場では100%再生可能電力によるオペレーションを実現している。

これらの対策は、ボルボカーズが2019年末に立ち上げた気候変動対策の一環だ。自動車業界で最も野心的な計画のひとつになるという。この計画の柱となるのは、2025年までに世界の販売台数の50%をフルEVにし、残りをハイブリッド車にするという目標だ。

この計画は、全モデルの電動化による車両からのCO2排出量の削減にとどまらず、ボルボーズの幅広い業務分野やサプライチェーン、資材のリサイクルや再利用によるCO2排出量の削減も含まれる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  2. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  3. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  5. 「大ヒットの予感」トヨタが“小さいランクル”初公開! SNSでは「男心をくすぐる」「日本でも扱いやすそう」と期待のコメント続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る