BMW、48Vマイルドハイブリッドを37モデルに拡大展開 7-8月に欧州で

パワートレインの電動化戦略の一環

直4ガソリンと直6エンジンにも48Vマイルドハイブリッドを拡大

スタータージェネレーターが瞬時に11hpの電気ブースト効果を発揮

BMW 3シリーズ・セダン 新型
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BMWは7~8月にかけて、48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーを、欧州向けBMWの37モデルに拡大展開すると発表した。

パワートレインの電動化戦略の一環

BMWグループは、パワートレインの電動化戦略を進めている。電動車両を2021年末までに、100万台販売するのが目標だ。

BMWグループは2019年6月、2025年までに25の電動車両を発売するという電動化目標を2年前倒しして、2023年までに達成すると発表し、電動化を加速させている。25車種のうち、半分以上はフルEVとなる予定だ。残りは、プラグインハイブリッド車(PHV)やハイブリッド車になる。

具体的には、2019年7月にMINI ハッチバックのEV、MINI『クーパーSE』を発表した。2020年には、フルEVとしてBMW『iX3』を発売する。2021年には、新型EVのBMW 『iNEXT』や『i4』を投入していく。

BMWグループの電動化戦略において、BMWブランドでは、プラグインハイブリッド車(PHV)のラインナップを継続的に拡大してきた。『2シリーズ アクティブ ツアラー』、『5シリーズ』、『7シリーズ』、『X5』に、プラグインハイブリッド車(PHV)を用意する。今度は、メルセデスベンツやアウディなど、競合するプレミアムブランドが手がける48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーを、BMWは拡大展開する。

直4ガソリンと直6エンジンにも48Vマイルドハイブリッドを拡大

BMWが48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーを初採用したのは2019年の秋だ。BMW 『5シリーズ』のディーゼル直列4気筒エンジン搭載の「520d」と「520d xDrive」の2つのモデルに、48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーが初採用された。

BMWの48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーは、まずはディーゼルエンジンと組み合わせられた。直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジン(最大出力190hp)に、48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせた。

48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーはその後、BMW 『3シリーズ』の一部グレードやいくつかのBMW「Xモデル」の一部グレードに搭載された。そして今度は7~8月にかけて、4気筒ガソリンエンジンと6気筒エンジン(ガソリンとディーゼル)に、48Vのマイルドハイブリッドを拡大。BMW 3シリーズの他のグレード、『5シリーズ』の他のグレード、『6シリーズ』、『7シリーズ』、『X3』、『X4』、『X5』、『X6』、『X7』など、37モデルに拡大展開する。

これにより、BMWブランド全体では、48Vのマイルドハイブリッドテクノロジー搭載車は51モデルに広がる。BMWによると、48Vのマイルドハイブリッドテクノロジー搭載車は、動的性能を向上させ、ダイナミックなパフォーマンスを維持しながら、燃費を抑えているという。

スタータージェネレーターが瞬時に11hpの電気ブースト効果を発揮

BMWの48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーは、パワフルな電圧48ボルトのスタータージェネレーターと第2のバッテリーを搭載することで、ブレーキエネルギーの回生量や電力量を大幅に増加させているのが特長だ。この電気エネルギーは、電装品に電力を供給するだけでなく、エンジンの負荷を軽減させたり、パワーを高めたりするためにも使用される。

48Vスタータージェネレーターは、エンジンをアシストする電気駆動ユニットのように作動し、エンジンを可能な限り、効率的な範囲内で作動できるようにする。 一方、電動オーバーブースト機能は、フルスロットルで加速するときに、ダイナミックなパフォーマンスを可能にするという。

この電動オーバーブースト機能は、スタータージェネレーターが瞬時に11hpの電気ブースト効果を生み出し、追い抜きや追い越しがさらにダイナミックに行えるようになるものだ。また、このパワフルなスタータージェネレーターは、定速走行時にエンジンを補助することで効率を高め、オートスタートストップ時やコースティング機能を使って、走行中の快適性を向上させている。

48Vスタータージェネレーターは、エンジンの自動停止と再始動が行える。非常に少ない振動でエンジンを停止し、よりスムーズに再始動できるというメリットがある。これにより、ドライブトレインからエンジンを切り離すことなく、高速道路を走行する場合など、低負荷時にコースト(惰性走行)モードでエンジンを完全に停止することができる、としている。

《森脇稔》

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