JR北海道の減便解除、新幹線と在来線は7月1日から…快速『エアポート』は6月14日から通常に

6月14日から全列車が運休する旭川~網走間の特急『大雪』も、7月1日に再開する。
6月14日から全列車が運休する旭川~網走間の特急『大雪』も、7月1日に再開する。全 4 枚
JR北海道は6月10日、新型コロナウイルスの影響で実施していた北海道新幹線、在来線特急、快速『エアポート』などの減便を順次解除すると発表した。

これは北海道が5月29日に示した「新型コロナウイルス感染症対策に関する基本方針」に基づく、外出自粛などの段階的緩和策を受けてのもので、6月18日までは他都府県や札幌との不要不急の往来を「慎重に対応」することが求められているが、6月19日からは「新しい生活様式の実践」などを条件に本格的に緩和されることになっている。

また、鈴木直道北海道知事は6月9日の定例会見で、観光事業者への支援を目的に北海道内の旅行に対して代金を最大半額補助する、総額23億円の「どうみん割」を7月1日から実施するなどの経済施策も公表している。

こうした動きのなかで、JR北海道でも減便を段階的に解除。北海道新幹線では7月1日に『はやぶさ7・14・19・29・32・44号』の東京直通が再開され、一部列車を除いて通常運行に戻る。なお、これらの指定席は7月1~8日乗車分が6月18日5時30分から発売される。

一方、在来線では、6月14日に札幌~旭川間の特急『ライラック』2本の追加減便と、札幌~新千歳空港間の快速『エアポート』の減便を解除。7月1日からは普通列車を含む全列車の減便が解除され、指定席を6月11日5時30分から発売する。

このほか、夏の臨時列車については、富良野線の『富良野・美瑛ノロッコ号』、釧網本線の『くしろ湿原ノロッコ号』、札幌~富良野間の特急『フラノラベンダーエクスプレス』(7月分)の指定席発売も開始される。

この3列車以外は発売見合せが継続され、札幌~旭川間の『カムイ』、函館~札幌間の『北斗』の臨時列車については、一部が運休となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アストンマーティンのベビーカー、「ハイパフォーマンスな子育てを」…eggとコラボ
  2. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  3. フェラーリ『テスタロッサ』復活、新世代電動スーパーカーは1050馬力
  4. マツダ『CX-90』、3.3ターボSに「プレミアムスポーツ」新設定…米2026年型
  5. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る