フードトラックプラットフォーム「TLUNCH(トランチ)」を展開するメロウは6月11日、豊中市と地域の活性化および災害・緊急時の市民生活の確保を目的とした包括連携協定を締結したと発表した。
今回の新型コロナウィルス感染拡大は、街の飲食店が休業、廃業に追い込まれるなど、飲食業界に大きな影響を与えた。フードトラックはテイクアウトかつ屋外での営業のため、三密を生まない形として、また飲食店の新たなビジネスの手段として注目を集めている。メロウが手掛ける「TLUNCH」は、空きスペースと個性豊かなフードトラックをマッチングし、シェフのこだわり料理が気軽に楽しめるスペースを全国で約250か所、街中に創造してきた。
今回の包括連携協定締結により、豊中市は開催されるイベントへのフードトラック出店、公園や公共施設等の公共空間を活用する等、市の活性化を促進。また、被災地への炊き出し、買い物難民へのフードトラックによる食事支援など、災害・緊急時の支援体制を事前に構築することでスムーズな連携を図る。
両者は今後、被災時の避難所等へのフードトラック・調理人による炊き出しの仕組みづくりや、市内イベントへのフードトラック出店、公園等の公共空間活用の促進、フードトラックを通じた市民サービスの向上や地域の活性化について検討。フードトラックを通じて災害・緊急時の支援や公共空間の活用、地域の活性につながる動きを各自治体と協力して進めていく。
包括連携協定の内容