アルファロメオ博物館、秘蔵コレクション初公開へ…新型 ジュリアGTA も展示

従来一般公開されていなかった特別エリアを公開

特別限定車の新型ジュリア GTAは最大出力540hp

アルファロメオの歴史の舞台裏も紹介

アルファロメオ博物館の秘蔵コレクション
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アルファロメオ(Alfa Romeo)は、6月24日のブランド創立110周年に合わせて、イタリアのアルファロメオ歴史博物館の一般公開を再開し、秘蔵コレクションを初公開すると発表した。

従来一般公開されていなかった特別エリアを公開

アルファロメオは、ファンクラブや愛好家のために、特別なサプライズを用意する。今回初めて、常設展に加えて、従来一般公開されていなかった特別なエリアへの立ち入りが許可される。博物館の舞台裏ともいえるこのエリアには、150台の車両、数多くの車両用・航空用・船舶用エンジン、数百の模型、トロフィー、アートワーク、アクセサリー、レース用モーターボートなどが収蔵されている。

通常は公開されることのないこれらの展示物は、テーマ別に分類され、6月24~28日まで、5日間限定で公開される。今回は、アルファロメオ歴史博物館のすべての収蔵品を見ることができる極めて貴重な機会となる。

さらに、博物館の外でも記念イベントが開催される予定だ。非公開コレクションの見学には、ガイドツアーの予約が必要で、最大10人のグループで来場することができる。

6月24日から週末にかけて、アルファロメオのファンは、自身が所有するアルファロメオを運転して、敷地内の道路で行われるパレードに参加できる。混雑を避けるため、パレード参加は、事前にEメールによる予約が必要だ。

特別限定車の新型ジュリア GTAは最大出力540hp

さらに、ブランドの110周年を記念して製作される特別限定車となる新型『ジュリア GTA』も展示され、6月24日からアルファロメオ博物館で、来場者向けのプライベートプレビューが開催される。

アルファロメオは6月24日、ブランド誕生110周年を迎える。これを記念して、アルファロメオはブランドを象徴する名車のひとつ、『ジュリア・スプリントGTA』に敬意を表し、新型ジュリアGTAを発表した。

「GTA」とは、「グラン・ツーリスモ・アレジェリータ」の略で、アレジェリータとは、イタリア語で「軽量化」を意味する。アルファロメオは1965年、当時の『スプリントGT』をベースにしたレース仕様車、ジュリア・スプリントGTA を発表した。アルファロメオのレース部門の「アウトデルタ」が開発を担当。アルミ製ボディを採用して車両重量を745kgに抑え、ベース車両の950kgと比較して、205kgもの軽量化を達成していた。同車は1966~1969年、4年連続で欧州ツーリングカー選手権を制し、その名を歴史に刻んでいる。

新型ジュリアGTAは、『ジュリア・クアドリフォリオ』がベースだ。2.9リットルV型6気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力が540hpへ引き上げられた。ジュリア クアドリフォリオ に対して、30hpの強化にあたる。

車両の重量を減らすために、細心の注意が払われ、100kgの軽量化を達成した。ドライブシャフト、ボンネット、ルーフ、フロントバンパー、フロントホイールアーチ、リアホイールアーチインサートなどをカーボンファイバー素材に変更した。エンジン、ドア、サスペンションシステムには、アルミ素材を使用。他のさまざまな複合素材も、車両全体に使用されている。

インテリアには、アルカンターラ素材をダッシュボード、ドアトリム、グローブボックス、サイドピラー、シートのセンタートリムなどに使用している。

アルファロメオの歴史の舞台裏も紹介

6月27~28日には、アルファロメオの歴史において、あまり知られていない舞台裏のストーリーを紹介するプレゼンテーションも企画されている。この企画は、本来は今年の3~4月に予定されていたが、緊急事態宣言の発令によりキャンセルされ、今回の開催となった。

6月27日には究極の「916」バージョンの『スパイダー・モノポスト・コンセプト』(1998年)に関するストーリーを、6月28日には4輪駆動システムを搭載した『164』(1987~1998年)の開発秘話を紹介する。どちらのプレゼンテーションも、15時からジュリアルームで行われる。料金は入場券に含まれているが、Eメールによる事前予約が必要だ。

アルファロメオ歴史博物館では、3つの主要なテーマ別に展示が行われている。「Timeline(タイムライン)」では年代別に車両を展示。「Bellezza(ビューティ)」ではスタイル、デザイン、ライフスタイルに焦点を当てた展示を行う。「Velocita(スピード)」はテクノロジー、スポーティネス、ドライビングプレジャーに焦点を当てた展示となる。

今回、博物館の再開にあたり、部分的に展示内容がリニューアルされ、一部は見直された。アルファロメオが航空機を製造していた時代の展示エリアでは、ミラノ-ブエノスアイレスルートの空襲で活躍した飛行機、「Sai Ambrosini 1001 Grifo」(通称、「Angelo dei bimbi」チルドレンズ・エンジェル)が新たに展示されている。

1976年に開設され、2015年に完全に改築新装されたアルファロメオ歴史博物館では、来場者とスタッフの健康を守ることを目的とした一連の安全対策を実施して、来場者を迎える準備を整えている。

博物館の入口では、すべての来場者の体温をチェックする。また、マスクの着用を義務付け、ソーシャルディスタンシング(社会的距離)のためのマーキングが行われ、各エリアへの入場者と退場者を明確に区別するための巡回ルートが設定されている。さらに、博物館のチケット売り場や「アルファロメオ・ストア」では、デジタル決済を推奨する。

博物館の敷地面積は6000平方mを超え、屋外エリアも広いため、来場者とスタッフが安全な距離を保つことができるスペースを充分に確保できるという。来場者数が多い場合は、密集状態になることを避けるため、一時的な入場制限が行われる。博物館やコレクションのガイド付きツアーに参加するには、事前予約が必要で、最大人数は10人に制限される。また、博物館が計画するイベントに参加する場合にも、予約が必要だ。今回の110周年記念では、F1世界選手権のライブ上映、舞台裏ストーリーのプレゼンテーションといったイベントが開催される。

《森脇稔》

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