FOCALからスピーカー『FLAX EVO』シリーズ登場…驚異の実力

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脅威の実力。大注目のスピーカー『FOCAL FLAX EVO』シリーズ登場
脅威の実力。大注目のスピーカー『FOCAL FLAX EVO』シリーズ登場 全 13 枚 拡大写真
麻(フラックス)を使った振動板が印象的なフォーカルのフラックスシリーズがモデルチェンジを果たし「FLAX EVO(フラックス エボ)」シリーズとなって新登場。各部の進化でサウンド面も向上、ラインアップも追加されるなど魅力アップしてデビューを果たした。

◆上位モデルの最新技術をフィードバック
高域特性や周波数バランスを大幅アップ

FOCAL(フォーカル)のミドルクラススピーカーとして幅広い層から評価を受けているFLAXシリーズ。麻(フラックス)を使った独特な振動板を採用するFOCALを代表するスピーカーシリーズのひとつだ。そんなFLAXシリーズがモデルチェンジを果たし「FLAX EVO(フラックス エボ)」シリーズとなってデビューした。

モデルチェンジの大きなトピックはツイーター/ミッドバスのリニューアルに加えて、薄型ユニットの充実などラインアップにも大きく手が入れられている点。高音質化はもとより、より広いユーザー層に受け入れやすいスピーカーシリーズとなったので注目だ。ユニットの進化としてはフォーカルの誇る上位モデルからの最新テクノロジーのフィードバックがなされているのが注目。

ユートピアMやK2パワーシリーズと同様にMインバーテッド・ドームツイーターを採用している

そのひとつがツイーターにMインバーテッド・ドームツイーターを採用した点。これまでユートピアMやK2パワーシリーズに採用され実績のあるこのツイーター構造。その名の通りM型断面の振動板を採用する。それにより指向特性を大きく改善する特徴を持ち、取り付け角度に依存せず高音質を発揮しやすいユニットとなった。またピーク/ディップを抑える効果も高くスムーズな高域特性や低歪みを兼ね備えた点も魅力だ。振動板素材にはアルミ/マグネシウムを採用している。

上位モデルですでに搭載されているチューンドマスダンパー(TMD)を採用

もうひとつの注目技術が、同じく上位モデルですでに搭載されているチューンドマスダンパー(TMD)の採用だ。ミッドバスはもちろんツイーターにも同技術が導入されている。この技術はエッジ部分の工夫によって、振動板の動きの乱れをコントロールするのが特徴。従来のスピーカーは振動板が前後に振動する際にエッジ部の影響が発生して振動板にわずかな乱れを生じていた。しかしTMDを用いることで乱れを排除し入力信号に対する振動板のリニアな動きを実現。その結果、周波数特性や指向特性、さらには低歪みを実現したのだ。

FLAXシリーズの特徴である麻を用いたWサンドウィッチコーン

ミッドバスの振動板にはFLAXシリーズのアイコンにもなっている麻を用いたWサンドウィッチコーンを採用。自然由来の素材を使うことによりナチュラルでニュートラルなサウンドを再生する。従来モデルから見た目には大きく変更はないものの、振動板素材も新世代のFLAXシリーズに似つかわしいものへとリニューアル。EVOの名に恥じぬ最新のサウンドを奏でる。

◆新スピーカーを搭載したデモカーでは
優れた高域特性や中域のクリア感を実感

モデルチェンジを果たしたFLAX EVOシリーズが早速日本に上陸、千葉県にあるフォーカル プラグ&プレイ本店では同シリーズのスピーカーを取り付けたデモカーを早くも用意しているので試聴に出かけた。

トヨタキット付属のメタルマウントで強固にスピーカーを固定している

デモカーはアルファード。取り付けられたスピーカーユニットはFLAX EVOシリーズで新たにラインアップに追加された薄型ミッドバスを備えた2ウェイ・コンポーネントのPS165FSEだ。ミッドバスの取り付け奥行き=54.5mmのスペックを持ち、幅広い車種への取り付けが可能な汎用性の高いモデルとして注目だ。

ダッシュボード奥の純正位置に付属マウントを使用してツイーターを設置

ドアへのミッドバスの取り付けはPLUG&PLAY(プラグ&プレイ)ブランドで実績のある、「錆利休」(さびりきゅう)のカラーリングをまとったアルミダイキャストバッフルを使用。ツイーターもそのコンパクトさを活かして純正位置へ取り付けている。いずれも精度の高い取り付けが可能で、純正とのトレードイン取り付けながらFLAX EVOシリーズの持てるポテンシャルを十分に発揮することができる。

プラグ&プレイのアンプ内蔵デジタルプロセッサー640で音響をコントロールしている

デモカーにはPLUG&PLAYブランドのDSPアンプである「PLUG&PLAY 640」をシステムに組み入れている。先頃登場したトヨタ車専用のケーブルを用いてカプラーオンで設置。DSPは専用マイクを使った自動調整、さらには内蔵アンプ(25W×4ch)を備え、FLAX EVOシリーズを余裕でドライブするシステムとしている。

コクピットに座って試聴を実施してみた。サウンドで印象的だったのは高域の伸び。すっと超高域までよどみなく伸びる感覚が心地良い。比べてしまうと従来モデルの高域がややこじんまり感じてしまうほどヌケ感は抜群だ。またFLAXシリーズの特徴でもある密度感のある華やかな音色はそのまま踏襲され、低域の量感も増している。中域のクリアさはさらにアップし、全域で明瞭感も確実に上がっている。周波数バランスも良好で部分的にクセがあるような特性ではなくバランスの整ったサウンドで、どんな曲にも対応できそうな仕上がりだ。

◆薄型ミッドバスや13cmユニットなど
取り付け性を考慮したユニット群が登場

モデルラインアップの充実もFLAX EVOシリーズのもうひとつの特徴。中でも注目したのは従来のラインアップには無かった薄型ミッドバスの追加設定だ。

13cmスピーカーから薄型スピーカーまで対応幅が広がっている

デモカーに搭載されていたPS165FSEには取り付け奥行き=54.5mmのミッドバスを搭載。ドアへの取り付けスペースに限りがある車種への取り付け自由度もぐっと高まった。スピーカーの取り付け環境が限られている昨今のクルマ事情を考えると、ユーザーにはありがたいユニット追加と言えるだろう。

また、これまでのFLAXシリーズにはラインアップの無かった13cmのミッドバスを備えた2ウェイ・コンポーネントモデルも新たに設定された。PS130 FEと呼ばれるモデルは130mmミッドバス(取り付け奥行き=59.7mm)を備えたモデルで、130mm対応の車両への対応が拡充されたのも対応ユーザーには注目となるだろう。

サブウーファーも250mmと200mmの2種類が用意されている

薄型モデルの拡充はサブウーファーにも波及している。P25FSE(250mmサブウーファー)、P20FSE(200mmサブウーファー)という薄型モデルを投入した(P20FSEの取り付け奥行き=76mm)。ここでも取り付け性を考慮したユニットラインアップを充実させ、現代流のコンパクトなインストールに対応するシリーズとした。

多くの進化を遂げたFLAX EVOシリーズ。加えて注目したいのが従来モデルから価格が据え置かれている点。音質向上やシステムの魅力がアップしたことを考慮すると、お得感は大きくレベルアップしたと言えるだろう。ミドルクラスのスピーカーから選ぶなら、最初の選択肢になることは間違いない。

驚異の実力。大注目のスピーカー『FOCAL FLAX EVO』シリーズ登場

《土田康弘》

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