VWグループであり、チェコを拠点とするシュコダのクロスオーバーSUV『コディアック』に設定される最強グレード、『コディアック RS』改良新型プロトタイプを初めて捉えた。
ベースとなる「コディアック」は、VWの「MQB」アーキテクチャを採用し、2016年のジュネーブモーターショーでデビュー。2018年に「RS」が設定された。現行型はニュルブルクリンクで9分29秒84を記録し、「ニュル最速の7シーターSUV」の称号を獲得している。
オーストリアで捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュ。ハロゲンヘッドライトが埋め込まれているが、市販型ではグラフィックを変更するとともに、『オクタビア』第4世代から流用される最新のLEDマトリクスヘッドライトへ変更されるだろう。
またフロントバンパーのコーナーエアインテークも隠されているが、市販型では追加されるほか、テールライトのグラフィックも今後リフレッシュされることが濃厚だ。
シュコダ コディアックRS 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)キャビン内では、最新のインフォテイメント・ディスプレイを装備、ボタンやスイッチ類が刷新される。
パワーユニットも刷新される。最高出力200psを発揮するVWグループの2.0TDI Evoディーゼルユニットが追加されるほか、VW『パサートGTE』から流用されるプラグインハイブリッドが設定される。これは直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」に最高出力115hpも電気モーターを組み合わせ、システム合計で218hpを発揮、6速デュアルクラッチ「DSG」と13kWhバッテリーパックが組み合わされる。EV航続距離は50km以上が期待できそうだ。
シュコダ コディアックRS 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)コディアックRS 改良新型のワールドプレミアは、今年後半と予想されている。
シュコダ コディアックRS 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)