Yahoo!カーナビ、地図の表示システムをMapboxに変更…視認性や使い勝手を向上

Mapboxに地図の表示システムを変更したYahoo!カーナビ
Mapboxに地図の表示システムを変更したYahoo!カーナビ全 6 枚

無料カーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」を提供するヤフーは、6月25日、地図の表示システムを、デジタル地図情報サービスの開発基盤を提供するMapbox社のシステムに変更した。これにより地図の柔軟なデザインが可能となり、地図の視認性や使い勝手の向上に貢献する。

【画像全6枚】

Mapboxはこれまで地図系アプリ開発者向けのプラットフォームとして地図データやインターフェイスを提供してきた。従来は地図データとして著作権フリーのOpen Street Mapを使っていたが、昨年よりゼンリンが地図の提供を行うようになったことで、その存在が日本でも注目されるようになった。

今回のYahoo!カーナビの変更は、ゼンリンの地図データをベースとしながら表示システムをMapboxに変更したというものだ。ヤフーによれば、この変更により、地図の展開で高いカスタマイズ性が発揮できるようになったことが最大のポイントになるという。

その変更点は、大きく2つ、「視認性の向上」と「使い勝手の向上」での改善だ。

「視認性の向上」では、より道路の見やすくするために敢えて市街地図での住宅を非表示とし、主要道路の見やすさアップのために配色も見直した。また、コンビニやガススタなど、利用頻度が高いスポットのアイコンも見やすい形状に変えている。夜間利用時の見やすさも道路との地面のコントラスト比を変え、渋滞線の見やすさも向上させているという。

この表示については、ヤフーが事前にアプリの画像をキャプチャーしてアンケート調査を行ったところ(対象はランダムに抽出した18-69歳の男女7,660名)、デザインを変更したことに対して7割以上のユーザーが従来の案内画面よりも「見やすい」と回答したという。

「使い勝手の向上」では3つの改善が図られた。

一つは、一本指のタッチ動作での拡大・縮小を可能にしたことで、2回タップをし、2回目のタップ時にそのまま長押ししてスライドさせるとスケールチェンジができるようになった。すでにグーグルマップが採用している方法だが、1本の指で地図表示を自在に変更できるのだ。

二つめは用途に合わせて、「プランニングモード」「ドライブモード」の2 種類の地図を用意したことだ。目的地を設定したり周辺の施設情報などを探したりする場合は「プランニングモード」、実際にナビゲーションを開始すると「ドライブモード」に自動で切り替わるもので、トップ画面の「運転中マップ」をタップすることで、手動で「ドライブモード」に切り替えることもできるという。

また、三つめとして、アプリの起動時間を従来比で約80%に改善できているという。

なお、今回の変更はiOS版、Android版のいずれにも対応したが、一部のAndroid端末では後日対応予定になる。

《会田肇》

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