【SUPER GT】国内モータースポーツが再始動、富士公式テストはRAYBRIG NSX-GTがトップタイム

6月27~28日の日程でSUPER GT公式テストが富士スピードウェイで行われ、27日午後のセッションで1分27秒870を記録したRAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐組)が2日間総合のトップタイムとなった。

新型コロナウイルスの影響で開幕を迎えられなかったSUPER GTの2020年シーズンも、7月18日・19日の日程で無観客ながらも富士スピードウェイで開幕を迎えることが決定。公式テストも3月の岡山国際サーキット以来3か月ぶりに6月27日・28日の日程で富士スピードウェイを舞台に開催された。

無観客に加え、スタッフやドライバーなど関係者も入場口での体温チェック、マスクやフェイスシールドの着用など徹底的な新型コロナウイルス感染拡大防止対策が施され、これまで以上に緊張感高まる中での開催となった。

テストは27日・28日それぞれ午前と午後、計4回のセッションが行われた。GT500クラスはWAKO'S 4CR GR Supraが1分28秒482で1回目のトップタイムをマーク、2番手にZENT GR Supraが付けトヨタ勢が好調な滑り出しをみせたが、2回目はRAYBRIG NSX-GTが1分27秒870を記録し総合トップに。2番手au TOM'S GR Supra、3番手KEIHIN NSX-GT、4番手DENSO KOBELCO SARD GR Supraと、ホンダ勢とトヨタ勢が上位を分け合う結果となった。

28日午前に行われた3回目のセッションはレインコンディションだったが、ここでもRAYBRIG NSX-GTが1分40秒147でトップ。ドライコンディションとなった最後のセッションではARTA NSX-GTが1分28秒059でトップと、ホンダ勢が4回中3回トップタイムをマークして2日間のテストを終えた。

総合では2回目のセッションで記録したRAYBRIG NSX-GTの1分27秒870がトップタイムとなった。

GT300クラスは27日、Modulo KENWOOD NSX GT3が1分37秒412でトップに立つも、上位24台が1秒以内という展開。28日はSUBARU BRZ R&D SPORTが1分37秒379を記録して2日間総合のトップタイムを記録したが、この日も上位17台が1秒以内と、GT300クラスは大接戦のまま2日間の公式テストを終えた。

■SUPER GT富士公式テスト GT500クラス総合結果(トップ10)
1. RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)/1分27秒870
2. au TOM’S GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)/1分27秒904
3. KEIHIN NSX-GT(塚越広大/金丸悠)/1分27秒973
4. DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一/山下健太)/1分27秒981
5. ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)/1分28秒059
6. KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/ニック・キャシディ)/1分28秒174
7. WAKO’S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井翔)/1分28秒359
8. MOTUL MUGEN NSX GT(武藤英紀/笹原右京)/1分28秒405
9. ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)/1分28秒522
10. リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)/1分28秒556

■SUPER GT富士公式テスト GT300クラス総合結果(トップ10)
1. SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)/1分37秒379
2. Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/ジェイク・パーソンズ)/1分37秒412
3. グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)/1分37秒421
4. LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)/1分37秒445
5. ADVICS muta MC86(阪口良平/小高一斗/堤優威)/1分37秒496
6. GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)/1分37秒516
7. 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)/1分37秒611
8. TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)/1分37秒620
9. Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太朗)/1分37秒628
10. ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)/1分37秒726

《藤木充啓》

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