話題の「調音施工」で“もっと静かな”アルファードにレベルアップする

FOCAL B.A.M を使って“もっと静かな”アルファードにレベルアップする
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必要最小限の制振材でロードノイズなどの走行騒音を効率的にカットし、車内のリスニング環境を高める「BAM施工」が注目を集めている。

BAMデッドニングシートの輸入販売元であるフォーカル・オーディオ・ジャパン(株)では、この「BAM施工」を新たに「調音施工」の名称で正式に商品化。同社デモカーのアルファードで効果を体験した。

従来のデッドニングと異なる
「調音施工」(ちょうおんせこう)とは何か?

一般に「デッドニング」と呼ばれる制振・防音施工は、カーオーディオ愛好家の間で古くから行われてきた。施工レベルはDIYから専門店によるものまで多種多様。しかし本格的にやろうとすればドアの裏側やフロアにまで重い制振材をびっしり貼り巡らせることになり、費用の面でも、車両の重量増や原状回復の難しさにおいても、ハードルの高いチューニングだったことは間違いない。

今回紹介する「調音施工」は、このような従来型のデッドニングとは一線を画す。走行時に外部から侵入するノイズの低減を狙ってピンポイントで対策を行い、必要最小限の施工で車内の静粛性を確実に向上させるというものだ。デッドニングの目的とされる「走行騒音の低減」「大音量再生時などに発生する車体共振の低減」というふたつの効果のうち、目的を前者に特化することで費用や車両への負担を最小限に抑えたところが、この「調音施工」の新しさなのである。

カーオーディオ専門店のノウハウで
制振材の能力を最大限に発揮させる

今回取材したのは千葉県木更津市にあるフォーカル プラグ&プレイ ストア本店。言うまでもなくFOCAL(フォーカル)製品に特化したカーオーディオ専門店である。取材車は30系トヨタ アルファードで、スピーカーは交換されているものの「調音施工」以外のデッドニングは一切行われていない。使用する制振材のフォーカル製「BAMデッドニングシート」は独自のハニカム制振材+アルミシート+粘弾性ブチルゴムによる3層構造で、幅50cm×長さ6mの1巻で5万円(税別)という高級品。これを無駄なく使って能力を最大限に発揮させることが専門店のノウハウだ。

それでは具体的な施工内容を見ていこう。「調音施工」の基本メニューは前後4輪のタイヤハウス周辺への装着で、「BAMデッドニングシート」をちょうど1巻使う。これでロードノイズ対策は完了だそうだ。「えっ、それだけ?」と思う人もいるかもしれないが、少しタネ明かしをすると、フロントはインナーフェンダーの内側に車外から、リアはフェンダー部分の内装材を外して車体側へ施工するワザを効かせることで効果を最大化させているという。検証を重ねたうえで施工箇所を厳選しているのであって、ただ貼るだけではないのである。

バルクヘッドへのオプション施工で
快適さと高級感を一段とアップ

さらに取材車にはオプションとして、エンジンルーム側のバルクヘッドにも「調音施工」がなされていた。もちろんこれはエンジンからの透過音を低減するための対策で、タイヤハウス施工とセットで抜群の効果をもたらす。アルファードの4気筒は決してうるさくはないものの、回すとちょっと安っぽい音なので、それが低減されるとロードノイズの低減とも相まってクルマ自体の快適さや高級感が一段とアップしたように感じられる。バルクヘッド施工には「BAMデッドニングシート」をさらに1/2巻使用するが、予算が許すならセットでの施工がお勧めだ。

それではなぜバルクヘッドへの施工がオプションなのか。スタッフに質問してみると「ロードノイズを積極的に聞きたいという方はいらっしゃらないと思いますが、エンジン音をカットしたいかどうかはお客様のお好みや車種によっても異なりますので…」という答えが返ってきた。たしかにそのとおり。エンジン音に魅力を感じているのなら敢えて遮音しない選択肢があっていいだろう。なお、今回のアルファードの場合は問題ないが、V8搭載車などエンジンとバルクヘッドとの間に余裕のない車種では施工が困難なことが多く、その場合は必然的にタイヤハウスのみの施工となる。

最近はクルマの静粛性が高まっているぶん、相対的にロードノイズを気にする人が多くなっているという。端的な例は高級EVのテスラで、実は「調音施工」も当初はテスラをターゲットにした企画として注目を集めたものだ。現在は、今回紹介したアルファードやテスラをはじめ、BMWやメルセデスの現行モデル主要車種にも対応しており、特にディーゼル車オーナーからの問い合わせが多いそうだ。カーオーディオが好きな人に限らず、快適なドライブを楽しみたいすべての自動車オーナーにお勧めできる「調音施工」。対応車種も今後拡充していくということなので、気になる人はぜひ、フォーカル製品を取り扱うカーオーディオ専門店に相談してみていただきたい。

《土田康弘》

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