ウィズコロナでも海辺の事故ゼロへ…スバル、海岸パトロールに フォレスター など貸与

スバルが日本ライフセービング協会に車両を提供
スバルが日本ライフセービング協会に車両を提供全 11 枚

スバル(SUBARU)は8日、日本ライフセービング協会に12台の車両を貸し出すことを発表し、車両の贈呈式を行った。

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提供される車両は『フォレスター』など計12台。内訳はフォレスター9台のほか、『XV』2台、『レヴォーグ』1台となっている。貸与される「ライフセーバーカー」の活動エリアは、神奈川県、千葉県、静岡県の3県。このうち神奈川県は自治体の要請を受け、閉鎖中の海水浴場などのパトロールを強化するために利用されるという(日本ライフセービング協会の入谷拓哉理事長)。

今年の夏は新型コロナウイルスの影響で、ほとんどの海水浴場が閉鎖となる。海の家やライフセーバーの拠点なども設置されないが、それで海の事故がなくなるわけではない。むしろ、監視がなくなる分、海岸が無法地帯になる可能性もある。ライフセーバーカーは、レスキューボード・ファーストエイドキット・AEDその他を積載し、パトロールをしながら緊急時の救護拠点としても機能させる予定。他にも、水上バイクの牽引、救護者の移送、物資輸送にも使われる。移動基地兼第一介入車両(フィールド競技ではFIV:First Intervention Vehicle)としての機能も担う。

千葉や神奈川は、県境総延長のうち6割以上を海岸線が占める。海水浴場も多く、活動範囲は広い。たとえば神奈川県の場合、同協会メンバーが活動している海水浴場だけで20か所ある。東京湾側の三浦海岸から相模湾側は横須賀長浜、葉山町森戸海岸、鎌倉由比ヶ浜、片瀬・鵠沼、大磯、湯河原まで渡る。移動拠点としては機動力が問われるところだ。

日本ライフセービング協会 スーパーバイザー 飯沼誠司氏は「自分も普段はスバル車に乗っている。スバル車の走破性はもとより、居住性は救護者の搬送にも活用可能」という。

スバルは「ライフセーバー協会の海辺の事故ゼロという目標は、2030年死亡事故ゼロに取り組むスバルの理念にも共通する」(常務執行役員 国内営業本部長 佐藤洋一)とし、今回の車両提供に至った経緯を説明する。

海水浴場が閉鎖だからといって、ライフセーバーの活動が休止できるわけではない。今年の夏は、このカラーリングの車両を見たら陰ながら応援したい。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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