VW アルテオン 改良新型、予約受注を欧州で開始…4万3524ユーロから

欧州仕様車にはまずはクリーンディーゼルを設定

内外装をイメージチェンジ

スポーティな「Rライン」を用意

フォルクスワーゲン・アルテオン 改良新型
フォルクスワーゲン・アルテオン 改良新型全 12 枚

フォルクスワーゲンは、改良新型『アルテオン』(Volkswagen Arteon)の予約受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は、4万3524ユーロ(約530万円)と発表されている。

アルテオンは2017年春、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2017でワールドプレミアされた。『パサート』の上に位置する4ドアクーペとして開発され、スポーツカーの要素に、エレガンスや、ファストバックの空間を融合させたデザインが特長だ。

欧州仕様車にはまずはクリーンディーゼルを設定

このアルテオンがデビューから3年以上が経過して、初の改良新型が欧州で発表された。欧州仕様車にはまず、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジン(最大出力150ps)に、7速デュアルクラッチ「DSG」を組み合わせたモデルを導入する。

このディーゼルエンジンには、「AdBlue」噴射システムと「SCR」触媒コンバーターが採用されている。この「ツインドーシング」テクノロジーのおかげで、従来型と比較して、排ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を大幅に削減しているという。フォルクスワーゲン・アルテオン 改良新型フォルクスワーゲン・アルテオン 改良新型

内外装をイメージチェンジ

エクステリアは、表現力豊かで前衛的なデザインが特長だ。新しい連続ライトストリップを備えたフロントエンド、印象的なクロームバー、バンパー下部の新しい空気取り入れ口などがある。新デザインのフロントグリルとロング&ワイドなボンネットが組み合わされて、新たな表情を作り出した。ヘッドライトとテールライトには、最新のLEDテクノロジーを採用した。足元には、17インチアルミホイールが標準装備されている。

インテリアは、インフォテインメントや空調コントロールを含むセンターコンソール、ドアトリムの上側を再設計した。新開発のデジタルコックピットも採用する。ドライバーは各種表示を、好みに応じてカスタマイズできる。10.25インチのディスプレイは高精細とした。オートエアコンのタッチスライダーと、タッチコントロール付きの新しいマルチファンクションステアリングにより、操作性が引き上げられている。

ドライバーは、マルチファンクションステアリングホイールのボタンを使用して、3つの基本レイアウトを素早く切り替えることができる。新開発の「MIB3」インフォテインメントシステムを採用した。MIB3は、エアコン操作部分の上側の手の届きやすい位置にレイアウトした。MIB3は、自然な音声制御によって、各システムを簡単に切り替えることができる。スマートフォンなどを、ワイヤレスで充電することも可能だ。またApple の「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」向けに、アプリをワイヤレスで組み込める「App-Connect Wireless」を採用した。フォルクスワーゲン・アルテオン 改良新型フォルクスワーゲン・アルテオン 改良新型

スポーティな「Rライン」を用意

改良新型には「Rライン」が用意される。専用の18インチアルミホイール、自動メインビームコントロールを備えた「ライトアシスト」付きLEDヘッドライト、ダイナミックウインカー付きLEDテールライト、クローム仕様のフロントバンパーが装備されている。

インテリアでは、アルカンターラ/レザーのシート、アルミトリム、アルミペダル、マルチファンクションステアリングホイールなどが標準装備されている。

ドライバー、乗員、荷物のための充分なスペースを持たせたのも特徴の1つ。フォルクスワーゲンによると、これは新世代モジュラー車台の「MQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)の効果になるという。

後席足元のレッグルームは、最大で1016mmとした。フォルクスワーゲンによると、このクラスのベンチマークになるという。後席の背もたれは、非対称に折りたたむことができる。 荷室容量は563リットルで、後席を折りたためば、1557リットルに拡大する。

《森脇稔》

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