【日産 アリア】コネクテッドにはアマゾンのAlexaも搭載、シームレスなつながり追求

日産アリア
日産アリア全 6 枚

日産自動車が7月15日に初公開した電気自動車(EV)の新モデル『アリア』は、「ニッサン・インテリジェント・モビリティの新たな挑戦となるクルマ」(アシュアニ・グプタCOO)と位置付けており、コネクテッド技術でも多くの新機軸を織り込んだ。

スマートフォン(スマホ)による遠隔操作での車両とのつながりをはじめ、インテリジェントキーによる自動の解錠・施錠、「ハローニッサン」から始める車室内での音声認識機能による操作などを装備している。さらにアマゾンが提供する音声サービスの「Alexa(アレクサ)」も日産車では初めて搭載する。

アレクサは、自宅ではスマートスピーカーに話しかけて情報収集などを行う一方、車室内からは自宅の照明やエアコン(スマートホームデバイス搭載機器)の遠隔操作などができる。15日のオンライン発表会のデモでは、自宅からバッテリー残量の確認を求め、残量(%表示)と走行可能距離が回答されるシーンや、自宅の照明点灯が公開された。

このほか車室内では車両用の音声認識機能との連携で、アレクサによる音楽の再生や天気予報などのドライブ情報収集、家族や友人との通話といったことが音声のみで操作できる。

また、無線で車両のソフトウェアや地図情報などを更新する「リモート・ソフトウェア・アップグレード」も日産車では初採用する。このシステムのメモリにはサブとメインの「デュアル・バンク・メモリ」方式を採用、停車中や走行中にまずサブメモリにダウンロードし、その後にこれをメインメモリに切り替えることで短時間でアップデートできるようにしている。

アライアンスグローバルダイレクターとして、仏ルノーや三菱自動車との連合体でのコネクテッド&サービスを指揮する佐々木徹夫氏は、アリアのコネクテッド技術について「ヒトとクルマがシームレスにつながる新しい関わりを目指した。お客様のライフスタイルに溶け込みことで快適な毎日をお届けしたい」と、「シームレス」をキーワードに掲げている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】「カッコよさ」盛り込んだ軽ハイトワゴンの逆襲…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る