シミュレーターじゃないよ…SUBARU SUPER GTのオンボード映像に感動

SUBARU On-TubeによるSUPER GT LIVE配信(スクリーンショット)
SUBARU On-TubeによるSUPER GT LIVE配信(スクリーンショット)全 12 枚

ドライバーが見ている世界をそのまま感じられるのが、オンボード映像。F1やSUPER GTなどあらゆるモータースポーツで採用されているが、リアルとシミュレーターとの差が無くなってきていることに驚く。

SUPER GT第1戦が富士スピードウェイで19日開催された。結果は既報の通り、GT500クラスは#37 KeePer TOM'S GR Supraが優勝し、5位までをトヨタ・スープラが独占した。GT300クラスは#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTが初優勝して幕を閉じた。

SUPER GTでも各車に小型カメラが設置されており、後日SUPER GTの番組や各チームのサイトで動画が配信されることが多いので、オンボード映像を見たことがある人は多いはずだ。編集された動画を見るだけでも、ドライバーの息遣いや感情を感じられるほどの迫力があり、接近戦が繰り広げられる中のドライバーの車両感覚にも驚かされる。

このような映像は編集された映像はダイジェストになり、無線交信の様子などが足されて臨場感のあるものに仕上がっているが、リアルタイムで映像を流しているチームがあった。

GT300クラスに参戦する、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは、オンボード映像をレースがスタートするのと同じリアルタイムで配信し、ファンがコメントしながら応援するスタイルになっている。普段はレース現場にいてリアルタイムで配信を見ることがなかったが、今回初めてリアルタイムの配信を見たが、そこに映し出されていた映像は、ドライバーと共に走っていると思えるほどだ。

コメント欄には「これはリアル? シミュレーター?」などのコメントが入るほど。逆を言えばそれだけシミュレーターがリアルに近づいている裏返しかもしれない。コース上はもちろんだが、ピットレーンを走る映像なども配信され、貴重なシーンが見られるのもファンとしては嬉しいだろう。

今回は無観客レースということで、特別ゲストの吉田寿博、新井敏弘、鎌田卓麻選手やレースクイーンのBREEZEのメンバー、スバル応援団長のマリオ高野氏などがリモート出演しての配信となった。レースは残念ながら途中でトラブルによりリタイアしてしまったが、完走していれば最後チェッカーフラッグを受け車両保管、という普段見られないところまで配信され貴重な映像が見られるかもしれない。

《雪岡直樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、第3世代e-POWER向けエンジンに世界初技術…コールドスプレー工法バルブシート採用
  2. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  3. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  4. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  5. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る