BMW 5シリーズ 改良新型に直6エンジンのPHV、燃費47.6km/リットル…今秋欧州設定へ

4気筒エンジンのPHVはシステム出力292hp

6気筒のPHVはシステム全体で394psのパワー

欧州大都市部の「グリーンゾーン」で自動的にEVモードに

BMW 5シリーズ・セダン 改良新型のPHV「530e」(参考)
BMW 5シリーズ・セダン 改良新型のPHV「530e」(参考)全 22 枚

BMWは今秋、欧州向けの改良新型『5シリーズ』(BMW 5 Series)に、6気筒ガソリンエンジン搭載のプラグインハイブリッド車(PHV)を設定すると発表した。

写真:BMW 5シリーズ 改良新型のPHV

4気筒エンジンのPHVはシステム出力292hp

すでに改良新型5シリーズのPHVには、4気筒ガソリンエンジン搭載の「530e」が欧州でラインナップされている。PHVパワートレインは、エンジンがダウンサイズの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボだ。

最大出力は184hp/5000~6500rpm、最大トルクは30.6kgm/1350~4000rpmを発生する。モーターは最大出力109hp、最大トルク27kgmで、8速AT「ステップトロニック」と一体設計された。「XtraBoost(エクストラブースト)」機能により、一時的に2つのパワーユニットの出力を向上できる。この時、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、最大出力292hp、最大トルク42.8kgmを引き出す。従来型に対して、パワーは40hp強化された。

強化されたPHVパワートレインを得た530eは、セダンの場合、0~100km/h加速5.9秒、最高速235km/hの性能を発揮する。従来型に対して、0~100km/h加速は0.2秒短縮されている。

二次電池は、蓄電容量12kWhのリチウムイオンバッテリーだ。EVモードでは、最大67km(WLTP計測モード)をゼロエミッション走行できる。この効果もあって、最も環境性能に優れる仕様で、欧州複合モード燃費58.8km/リットル、CO2排出量39g/kmを実現した。バッテリーのサイズに変更はない。バッテリーは後席の下にレイアウトされ、トランク容量は410リットルを確保している。BMW 5シリーズ・セダン 改良新型のPHV「530e」(参考)BMW 5シリーズ・セダン 改良新型のPHV「530e」(参考)

6気筒のPHVはシステム全体で394psのパワー

これに対して、2020年秋に欧州で導入予定の改良新型5シリーズの新たなPHVが、「545e xDriveセダン」だ。直列6気筒ガソリンエンジンとの組み合わせを可能にしている。

直列6気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力286psを発生する。電気モーターは最大出力109psを引き出す。エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、394psのパワーを獲得する。

EVモードでの航続は最大で57kmだ。この効果もあって、最も環境性能に優れる仕様で、欧州複合モード燃費は47.6km/リットル、CO2排出量は49g/kmの環境性能を可能にしている。この545e xDriveセダンを追加することにより、BMWはPHVの選択肢をさらに充実させていく。

欧州大都市部の「グリーンゾーン」で自動的にEVモードに

この545e xDriveセダンを含めて、改良新型5シリーズのPHVには、「BMW eDriveゾーン」機能が標準装備される予定だ。PHVが都市部において、エミッション・フリー・モビリティの達成に果たす効果的な役割を実証する。

エミッションフリー走行専用のグリーンゾーンを設けている都市では、ジオフェンシングテクノロジーによって、このゾーンを自動的に認識することができる。車がこれらのゾーンに入ると、自動的にEVモードに切り替わる。このようにしてBMWは、このエリアではPHVを電気駆動のみで走らせて、ピュアEVと同様にグリーンゾーンにアクセスする。

この新しいシステムは、PHVによるCO2排出量削減の可能性を大幅に高めるという。電気駆動システムの利用を増やすと、効率が最適化されるだけでなく、とくに都市交通における顧客の運転コストの削減にも役立つ。

このデジタルサービスは、GPSによるジオフェンシングテクノロジーを使用して、指定エリアを識別する。eDriveゾーンは現在、欧州のおよそ80の都市に設けられている。eDriveゾーンに近づくと、ナビゲーションマップにeDriveゾーンが強調して表示される。eDriveゾーンに入るとすぐに、車両が自動的にEVモードに切り替わることをドライバーに通知する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『セレナ』の走行中もテレビ視聴が可能に、ブリッツ「テレビジャンパー」にC28系が適合
  2. ホンダ株価が急反発…米国市場で『アコード』等が好調
  3. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  4. 三井金属の固体電解質「A-SOLiD」、全固体電池に採用決定…2027‐2028年の実用化めざす
  5. 【日産 リーフ 新型】開発責任者が語る、火あぶり、水攻め、落下…“拷問のよう”なテストで得た信頼性と、求められた先進感
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. 日本板硝子、Plug and Play Japanとパートナーシップ締結…ディープテック領域で新規事業創出へ
  4. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  5. JFEスチール、スポット溶接安定化技術が国内自動車メーカーの部品に初採用…高強度鋼板の適用拡大に貢献
ランキングをもっと見る