ボルボカーズ(Volvo Cars)は7月21日、2020年上半期(1~6月)の決算を発表した。
同社の発表によると、上半期の売上高は1118億スウェーデンクローナ(約1兆3472億円)。前年同期に対して、14.1%減とマイナスに転じた。
一方、上半期の最終損益は、9億8900万スウェーデンクローナ(約119億円)の赤字となった。前年同期の55億1900万スウェーデンクローナの黒字から、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響により、赤字に転じた。
上半期の世界新車販売台数は26万9962台。前年同期比は20.8%減とマイナスに転じた。市場別では欧州が上半期、12万3035台を販売。前年同期比は29.5%減と後退した。中国では上半期、6万5741台を販売。前年同期比は3.0%減と、減少に転じた。しかし6月単月では、前年同月比14.1%増と2桁増を達成する。
ボルボカーズの主力車米国では上半期、4万3225台を販売。前年同期比は、13.7%減と後退した。しかし、6月単月では、前年同月比4.5%増と前年実績を上回った。その他の世界市場では、21.9%減の3万7931台を販売した。
車種別の上半期販売実績では、『XC60』が7万8761台を売り上げ、引き続きボルボカーズの最量販車に。ただし、前年同期比は19%減とマイナスに転じた。『XC40』は6万8359台を売り上げ、前年同期比は10.5%増と2桁の伸び率。『XC90』は3万7918台にとどまり、前年同期比は20.7%減と、3年ぶりに前年実績を下回っている。
ボルボカーズの主力車