アウディ A3スポーツバック 新型、今夏に納車を欧州で開始…2万6800ユーロから

ガソリン「1.5TFSI」とディーゼル「2.0TDI」

新デザインのシングルフレームグリル

10.1インチのタッチディスプレイを標準装備

アウディA3スポーツバック新型
アウディA3スポーツバック新型全 19 枚

アウディは今夏、新型『A3スポーツバック』(Audi A3 Sportback)の納車を欧州で開始すると発表した。ドイツ本国でのベース価格は、2万6800ユーロ(約330万円)と発表されている。

ガソリン「1.5TFSI」とディーゼル「2.0TDI」

4世代目となる新型は、欧州での発売時には、3種類のエンジンが設定される。排気量の異なるエンジン、マイルドハイブリッドシステム、4WDの「クワトロ」ドライブといったバージョンを徐々に追加して、ラインナップを拡大する予定だ。

欧州発売時の3つのエンジンのうち、ガソリンは「1.5TFSI」だ。直噴1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力150psを発生する。欧州複合モード燃費は20.8km/リットル、CO2排出量は111g/kmだ。

ディーゼルは「2.0 TDI」だ。直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力116psを引き出す。欧州複合モード燃費は28.6km/リットル、CO2排出量は92g/kmだ。2.0 TDIには高出力版が用意されており、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力150psに強化される。欧州複合モード燃費は27km/リットル、CO2排出量は98g/kmだ。

すべてのエンジンは、力強いトルクと洗練された走行特性を備えているという。欧州での発売時、駆動方式はFFのみとなる。エンジンパワーは、6速MTまたは7速「Sトロニック」を介して伝達される。新しいシフトレバーは、コンパクトな設計だ。シフトレバーを前方に押したり、後方に引いたりして、ATの基本的な機能を操作する。アウディA3スポーツバック新型アウディA3スポーツバック新型

新デザインのシングルフレームグリル

新型は、コンパクトなプロポーションとスポーティなデザインが特長だ。コンパクトなボディサイズに、広い室内を追求する。ボディサイズは、全長4340mm、全幅1820mm、全高1430mm、ホイールベース2640mmだ。従来型と比較すると、全長と全幅は、それぞれ約30mm拡大した。全高とホイールベースは変わっていない。

フロントには、ワイドなシングルフレームグリルと大型エアインテークを装着する。ショルダーラインは、ヘッドライトからリアライトまで、滑らかに伸びている。ショルダーラインから下のボディパネルには、アウディの新しいデザイン要素が導入され、ホイールアーチをより強調する凹面形状とした。

マトリクスLEDヘッドライトには、デジタルデイタイムランニングライトを採用する。このライトは、3×5配列のLEDで構成された。個性的なライトシグネチャーを生み出すことで、新型A3スポーツバックであることを、すぐに識別できるという。アウディA3スポーツバック新型アウディA3スポーツバック新型

10.1インチのタッチディスプレイを標準装備

新型の室内には、新しいシフトレバー、アルミまたはカーボンのインレイ、新デザインのドアオープナー、ブラックパネル調のインストルメントパネルなどが採用され、高いクオリティが追求されている。

荷室は380リットルの容量を備える。後席を折りたためば、最大で1200リットルに拡大する。積載フロアは、異なる高さに設定することが可能だ。オプションの電動式テールゲートは、バンパー下に足先で蹴る動作を行うことにより、自動で開閉できる。

新型には、10.1インチのタッチディスプレイを標準装備した。このディスプレイは、インストルメントパネル中央に一体化しており、手書き文字入力に対応し、音によるフィードバックを提供する。日常会話に対応したボイスコントロールで操作することもできる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. 山陽道・福山SAにガシャポン専門店、中国地方初 7月18日オープン
  4. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る