コロナ感染で視界不良の航空業界…ANA四半期で過去最悪の赤字転落、ボーイングも2400億円連続赤字[新聞ウォッチ]

東京羽田に待機するANA機(4月30日)
東京羽田に待機するANA機(4月30日)全 2 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

【画像全2枚】

新型コロナウイルスの感染者がこれまで確認されていなかった岩手県でも2人の陽性が判明するなど、7月29日は、全国で新たに1261人が確認され、1日当たりの感染者が初めて1000人を超えたという。東京都の小池百合子知事も「今が『第2波』」であると認識している」と述べるなど感染拡大に危機感を募らす。

こうしたなか、上場企業の2020年第1四半期の決算発表も本格化しているが、ANAホールディングスによると、2020年4~6月期連結決算で営業利益が1590億円の赤字、最終利益も1088億円の大幅な赤字(前年同期は114億円の黒字)に転落。新型コロナの感染拡大に伴う旅客需要の減少が響き、四半期として過去最悪となったという。

4~6月の国際線の旅客数は、渡航制限などで前年同期比96.3%減の約9万人。国内線も88.2%減の約127万人と大幅減。また、21年3月期の業績予想については、引き続き「未定」として開示はしていない。

きょうの各紙も「ANA赤字1088億円、四半期で過去最悪」(読売)や「ANA1590億円営業赤字」(朝日)、さらに「ANA国際線拡大裏目、回復に数年」(産経)などと、経済面などにトップ記事として視界不良の経営状態を取り上げている。

一方、米ボーイングが発表した2020年4~6月期決算でも最終損益が23億ドル(約2400億円)の赤字。最終赤字は3四半期連続。新型コロナの影響で世界の航空業界は厳しい状況が続いており、悪天候の中で路線の見直しや保有する機材の削減などを含めた荒療治の経営体質の強化が急務となっている。

2020年7月30日付

●コロナ全国1260人感染、1日あたり最多、岩手初確認(読売・1面)

●ジャカーCEOボレロ氏を起用、ルノー前CEO(読売・8面)

●ANA赤字1088億円、4~6月期四半期で過去最悪(読売・8面)

●ボーイング赤字2500億円墜落事故とコロナ影響(朝日・6面)

●脱3密通勤、自転車快走、都内のシェア人気、交通違反も増加(産経・27面)

●マルチ・スズキ、赤字転落、4~6月単独税引き、販売台数8割減(日経・10面)

●三菱重工国産ジェット、試験飛行、年度内見送り、21年度納入難しく(日経・13面)

●日野自、営業益96%減、今期インドネシア販売低迷(日経・17面)

●ガソリン店頭価格上昇、11週連続(日経・20面)

●ヤマハ発、オフロード電動自転車(日経・21面)

《福田俊之》

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