ソニー初の自動車『VISION-S』、東京で開発テストへ[動画]

ソニー VISION-S
ソニー VISION-S全 5 枚

ソニー(SONY)は7月27日、最新モビリティ技術を搭載したコンセプトカー、『VISION-S』の新たな映像を公開した。

写真:ソニー VISION-S

ソニーは、モビリティにおける安心・安全から、快適さやエンターテインメントなどを追求する取り組みを、新たに「ビジョン エス」として推進している。この取り組みを具現化したのが、2020年1月のCES 2020でワールドプレミアされたコンセプトカーのVISION-Sだ。

同車には、ソニーのイメージングセンシング技術をはじめ、AI(人工知能)や通信、クラウド技術も活用した車載ソフトウェア制御を搭載する。これにより、機能が継続的にアップデートされ、進化し続けるという。

VISION-Sには、車内外の人や物体を検知・認識し、高度な運転支援を実現するために、ソニーの車載向けCMOSイメージセンサーやToFセンサーなど、数種類のセンサーを合計33個搭載する。また、没入感のある立体的な音場を可能にする音楽体験「360 Reality Audio」を、各シートに内蔵されたスピーカーで提供する。

また、フロントシート前方にはパノラミックスクリーンを装備した。直観的操作によって、さまざまなエンターテインメントコンテンツを楽しめるようにしている。

ソニーは今回、VISION-Sの新たな映像を、公式サイトを通じて配信した。CES 2020の終了後、米国ラスベガスからオーストリア・グラーツに輸送され、マグナシュタイア社などのパートナー企業と共同開発に取り組んできたVISION-Sが、東京のソニー本社に戻ってきた際に撮影された映像だ。

ソニーは、センシングやオーディオ技術のさらなる深化に向け、VISION-Sを東京へ搬送した。試作車両は今年度中の公道走行を目指して、開発を進めていく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  5. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る