ランボルギーニ、『エッセンサ SCV12』発表…830馬力ハイパーカーはサーキット専用

ランボルギーニ史上最強のV12エンジン

ダウンフォースはGT3レーシングカーよりも大きい

F1マシンから着想を得たステアリングホイール

ランボルギーニ・エッセンサ SCV12
ランボルギーニ・エッセンサ SCV12全 23 枚

ランボルギーニは7月29日、サーキット専用の新型ハイパーカー、『エッセンサSCV12』(Lamborghini Essenza SCV12)をデジタルワールドプレミアした。

【写真】ランボルギーニ・エッセンサ SCV12(全23枚)

エッセンサSCV12は、ランボルギーニのモータースポーツ部門の「スクアドラ・コルセ」によって開発され、ランボルギーニのデザイン部門の「チェントロスティーレ」がデザインを手がけた。世界限定40台を生産する計画だ。ランボルギーニによると、エッセンサSCV12は、『ミウラ・イオタ』や『ディアブロGTR』などのDNAを受け継ぐモデルになるという。

ランボルギーニ史上最強のV12エンジン

ハイライトは、ランボルギーニ史上最強のV12エンジンだ。自然吸気の6.5リットルV型12気筒ガソリンエンジンは、最大出力830hpを発生する。トランスミッションは、6速シーケンシャル「Xtrac」を組み合わせた。後輪駆動の軽量シャシーの構造要素として、シーケンシャル6速ギアボックスを組み込むことにより、重量を軽減して重量配分を最適化しているという。

また、アルミ製のフロントフレームとカーボンファイバー製モノコックによる構造が、最高レベルの安全性を追求する。新世代のカーボンファイバー製モノコックのおかげで、1.66hp/kgの優れたパワーウェイトレシオを実現した。ランボルギーニによると、エッセンサSCV12は、FIA(国際自動車連盟)のプロトタイプレーシングカーの安全規則を尊重するために開発された最初のGTレーシングカーになるという。ランボルギーニ・エッセンサ SCV12ランボルギーニ・エッセンサ SCV12

サーキットでも最大限の俊敏性と安定性を確保するために、プッシュロッド方式のリアサスペンションを採用した。ブレンボモータースポーツが開発したブレーキシステムを装備する。フロント19インチ、リア20インチのホイールは軽量なマグネシウム製で、タイヤは専用のピレリ製スリックを組み合わせる。

ダウンフォースはGT3レーシングカーよりも大きい

エアロダイナミクス性能は、V12エンジンのパフォーマンスを最大限に引き出すように設計されている。エアロダイナミクスには、ランボルギーニ スクアドラ コルセのGTレーシングカーのノウハウを導入した。ランボルギーニによると、GT3レーシングカーよりもダウンフォースレベルは大きく、250km/h走行時に1200kgのダウンフォースを獲得するという。

フロントフードには、『ウラカン』のレーシングカーと同様、センターリブ付きのダブルエアインテークが設けられ、ラジエーターからの熱い空気の流れを分離させ、冷たい空気をルーフのエアスクープに導く。フロントにはリップスポイラーを装備した。ボディサイドでは、サイドシルに垂直フィンを配置することにより、エンジンとトランスミッションの冷却性を引き上げている。リアには、大型で調整可能なダブルプロファイルのリアウィングが装着された。ランボルギーニ・エッセンサ SCV12ランボルギーニ・エッセンサ SCV12

そのデザインは、スクアドラ コルセが設立されて以来、ランボルギーニの全レーシングカーをデザインしてきたランボルギーニセントロスタイルのクリエイティブな成果だ。デザインで重視されたのは、サーキットでのピットストップ中に、タイヤなどを迅速に交換できるようにすることだという。フロントのヘッドライトには、六角形モチーフが取り入れられた。ボディカラーは、ベルデシルヴァンス、グリジオリンクス、ネロアルデバラングロス、アランシオカリフォルニアなどの限定色が用意される。

F1マシンから着想を得たステアリングホイール

インテリアは、インストルメントパネルやダッシュボードを、ドライバー中心にするように設計された。センターコンソールはカーボン製で、非対称の「Y」デザインとし、ドライバー側に各種スイッチをレイアウトした。

ディスプレイ付きのマルチファンクションステアリングホイールのデザインは、F1マシンから着想を得ている。カーボンシェル構造のFIA認定のOMP製シートが装備されている。

《森脇稔》

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