車中泊スペースとキャンピングカーのシェアリングサービスなどを展開するカーステイは8月3日、サイバーエージェント・キャピタル、ライフタイムベンチャーズ、平井誠人氏、田端信太郎氏を含む個人投資家から、約5000万円を資金調達したと発表した。
昨今、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大防止のため、3密を避けられる旅行手段として車旅や車中泊、新たなライフスタイルとしても「バンライフ」が注目され、カーステイのユーザーは急増、7月は過去最高の予約件数を記録した。現在、「バン シェア」には50台のキャンピングカー、車中泊スポットのシェアサービス「カーステイ」には200か所が登録されており、サービス開始から約1年半、飛躍的な勢いで登録件数が伸びている。
今回の資金調達は、初の第三者割当増資によるもの。6月末に正式リリースした、日本初のキャンピングカーのカーシェアサービス「バンシェア」のデザイン改善、システム追加開発、ユーザー獲得のマーケティングに投じる。これにより、金融機関からの借入を含めカーステイの資金調達の総額は1億3000万円になった。
また、カーステイのCMO(最高マーケティング責任者)に、ZOZO元執行役員の田端信太郎氏が就任したことも合わせて発表。田端氏は、マーケティング・PRのプロフェッショナルとして、経営に参画、事業戦略の立案から遂行までを通じて、さらなるバンライフの普及拡大、事業の成長を図る。
カーステイ、CMOの田端信太郎氏(左)と宮下晃樹代表取締役(右)