スズキ、コロナ禍で売上半減…営業利益は97.9%減 2020年4-6月期決算

スズキ・エルティガ
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スズキは8月3日、2020年4~6月期(第1四半期)の連結決算を発表。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大により、日本、インド、パキスタン、ハンガリー等の工場稼働や世界各国での販売に影響が出たことにより大幅な減収減益となった。

売上高は前年同期比53.1%減の4822億円、営業利益は同97.9%減の13億円、経常利益は同80.0%減の145億円。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、インド、ハンガリー等で実施されたロックダウンによる工場操業停止に関わる固定費相当額154億円を特別損失に計上し、純利益は同95.6%減の18億円となった。

四輪車事業は、前年同期が日本、インド、その他地域で売上高は約3等分となっていたが、日本で27.6%減、インドで83.0%減、その他地域で54.3%減となり、その結果、合計で同55.0%減の3675億円となった。営業利益は2400万円で、前年同期に比べ546億円減少した。

二輪事業は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、インド、欧州等で販売が減少し、売上高は同46.8%減の349億円、営業損失30億円(前年同期は23億円の黒字)となった。マリン事業他は、売上高が同7.7%減の229億円、その内マリン事業が欧州での船外機の販売減等により同7.9%減の202億円。営業利益は同25.9%減の43億円、その内マリン事業は同26.4%減の38億円だった。

通期業績については、主力市場のインドでの新型コロナウイルス感染が拡大しており、現時点で見通しを合理的に算出することが困難であることから、引き続き未定とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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