ホンダ、2020年4-6月期は最終赤字808億円…通期は最終利益1650億円を計画

本田技研工業 本社(東京青山)
本田技研工業 本社(東京青山)全 1 枚

ホンダは8月5日、2020年4~6月期(第1四半期)の連結決算を発表。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴い、世界的に景気は停滞し需要は大幅減少、全拠点で生産や販売活動に影響を受けたことにより、減収減益となった。

売上収益は、すべての事業における減少などにより、前年同期比46.9%減の2兆1237億円となった。営業損益は販売費および一般管理費の減少などはあったものの、売上変動および構成差に伴う利益減などにより、1136億円の損失(前年同期は2524億円の利益)となった。税引前損益は734億円の損失(同2898億円の利益)。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響は、約4400億円と試算。純損益は808億円の損失(同1723億円の利益)となった。

四輪事業は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、特に米国、日本、インドでの販売が減少。2020年4~6月期のグループ販売台数は前年同期比40.0%減の79万2000台となった。売上収益は同54.3%減の1兆2557億円。営業損益は、販売費および一般管理費の減少などはあったものの、販売台数の減少などにより1958億円の損失(前年同期は1204億円の利益)となった。

二輪事業も新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、アジアを中心に販売台数が減少。2020年4~6月期のグループ販売台数は前年同期比62.3%減の185万5000台となった。売上収益は同48.5%減の2742億円。営業利益は販売台数減少はあったものの、研究開発費や販売費及び一般管理費の減少などにより、同84.0%減ながら112億円の黒字を確保した。

未定としていた通期業績見通しは、新型コロナウイルス感染症の拡大影響により先行き不透明であるものの、収益改善に向けた取り組みを一層強化し、売上収益12兆8000億円(前期比14.3%減)、営業利益2000億円(同68.4%減)、税引前利益3650億円(同53.8%減)、純利益1650億円(同63.8%減)を計画する。

《纐纈敏也@DAYS》

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