BMW M2 に450馬力の「CS」、今夏からグローバル発売へ…日本向けの60台は完売

0~100km/h加速4秒で最高速280km/h

軽量なCFRP製ボンネット&ルーフ採用

3種類のモードが切り替えられるアダプティブMサスペンション

BMW M2 CS
BMW M2 CS全 31 枚

BMWは8月5日、『M2 CS』(BMW M2 CS)の今夏からのグローバル発売に合わせて、同車の新写真を公開した。なお、日本向けの60台は、すでに完売している。

M2 CSは、BMWのコンパクト2ドアクーペの『2シリーズ クーペ』の頂点に立つハイパフォーマンスモデル『M2コンペティション』のさらなる高性能バージョンだ。これまで「CS」は、『M3セダン』や『M4クーペ』に用意されたことがあるが、『M2』への設定は、今回が初めて。M2コンペティションをベースに、さらなる軽量化と高出力化を図り、サーキットなどでのパフォーマンスを追求している。

0~100km/h加速4秒で最高速280km/h

直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力450hp/6250rpm、最大トルク56.1kgm/2350~5500rpmを獲得する。このスペックは、M2コンペティションの最大出力410hp/5250~7000rpm、最大トルク56.1kgm/2350~5200rpmに対して、40hpの上乗せとなる。また、M4クーペの「コンペティション」グレードの最大出力450hp/7000rpm、最大トルク56.1kgm/2350~5500rpmに並ぶものだ。

トランスミッションは、6速MTまたは7速Mダブルクラッチを組み合わせる。BMWによると、6速MTの設定はCSモデル初という。M2 CSは0~100km/h加速4.0~4.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が280km/h(リミッター作動)に到達する。M2コンペティションの0~100km/h加速4.2~4.4秒に対して、0~100km/h加速は0.2秒短縮されている。

軽量なCFRP製ボンネット&ルーフ採用

内外装は、M流儀のスポーティな演出を施した。ボンネットは、新開発のカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製とし、重量を50%削減する。ボンネット中央にはエアインテークが設けられており、エンジンの冷却性能を引き上げている。

CFRP製のルーフも採用して、軽量化を図った。新デザインのフロントリップスポイラー、ドアミラーカバー、トランクスポイラー、ディフューザーもカーボンファイバー製とした。タイヤは、ミシュランの「パイロットスポーツ・カップ2」だ。Yデザインの19インチアルミホイールはジェットブラック塗装で、オプションでマットゴールド塗装も選択できる。ハイグロスブラック仕上げのダブルバー・キドニーグリルは左右が連結したようなデザインだ。ボディカラーには、専用のミサノブルーメタリックが用意される。

3種類のモードが切り替えられるアダプティブMサスペンション

インテリアには、Mレザーステアリングホイールを装備した。オプションで、赤いセンターマーカーが付いたアルカンターラ仕上げが選択できる。Mストライプを備えた一体型ヘッドレスト付き軽量Mコンペティションスポーツシートは、『M4 CS』と同じデザインだ。このスポーツシートは、メリノレザーとアルカンターラの組み合わせで、赤いステッチが添えられる。ドアシルプレートは、M2 CSのロゴ入りだ。

アダプティブMサスペンションは、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」の3種類のモードが切り替えられる。Mスポーツブレーキは、レッド塗装のキャリパーが特長だ。MカーボンセラミックブレーキやアクティブMディファレンシャル、Mダイナミックモードも選択できる。デュアルエキゾーストシステムには、2つの電動フラップと、Mロゴ付きの4本のステンレス製テールパイプを備えている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声
  4. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  5. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る