BMWモトラッド、『R18』をワンオフカスタム…「ドラッグスター」発表

BMW史上最強の2気筒水平対向ボクサー搭載

改造の自由度が高いR18のデザイン特長を利用してカスタム

ブレーキはスーパーバイク『S 1000 RR』用

BMWモトラッド R18ドラッグスター
BMWモトラッド R18ドラッグスター全 19 枚

BMWの二輪部門のBMWモトラッド(BMW Motorrad)は8月5日、新型バイクのBMW『R18』をベースにしたワンオフのカスタムモデル『R18ドラッグスター』を発表した。

写真:BMWモトラッド R18ドラッグスター

BMWモトラッドはR18を、クルーザーセグメントに投入するために開発した。R18は、BMWの他のモーターサイクルとは異なり、技術的にもデザイン&スタイル的にも、歴史的なBMWモーターサイクルの伝統に基づいて設計が行われた。

モチーフとなったのは、1936年に発表されたBMW『R5』などのモデルだ。BMWモトラッドによると、純粋かつ飾りを排したテクノロジーや心地良い鼓動を打つライディングの歓びを生み出すボクサー(水平対向)エンジンなど、モーターサイクルの本質に焦点を引き戻しているという。また、R18には、クラシックなデザインと明確で現代的なテクノロジーが組み合わされている。

BMW史上最強の2気筒水平対向ボクサー搭載

R18の心臓部には、新開発の2気筒ボクサーエンジン、いわゆる「ビッグボクサー」が搭載される。ビッグボクサーの外観とテクノロジーは、1923年に生産を開始して以来、70年以上にわたって刺激的なライディングエクスペリエンスを提供し続けてきた伝統的な空冷ボクサーエンジンの継承を反映しているという。

これまでにBMWの量産モーターサイクルに搭載された中で、最もパワフルな2気筒ボクサーエンジンを積む。排気量は1802ccで、最大出力91ps/4750rpm、最大トルク16.1kgm/3000rpmを獲得する。15.3kgm以上のトルクが、2000~4000rpmで引き出される特性を持つ。このエンジンは、優れた牽引力と深みのあるエンジンサウンドを発揮するという。

R18は、BMWモトラッドの理念に従って、リラックスできるフットレストの配置、いわゆる「ミッドマウントフットペグ」を採用する。シリンダー後方のこのクラシックな位置は、BMWにとって典型的なレイアウトだ。また、車両を最適に制御するために、リラックスしつつもアクティブなライディングポジションを可能にしている。

改造の自由度が高いR18のデザイン特長を利用してカスタム

BMWモトラッドは、このR18をベースにしたワンオフのカスタムモデル、R18ドラッグスターを発表した。有名なカスタムバイクデザイナーのローランド・サンズ氏と共同開発された。

R18は、他のどのモーターサイクルよりも高度なカスタマイズを可能にするデザインを採用している。そのために、モーターサイクルの基本レイアウトをデザインする初期段階において、カスタマイズ性に焦点を当てている。その結果、取り外しが容易なリアフレームや、分解し易い塗装済みパーツセットが装備されている。

そのため、R18のリアエンドには、高い改造の自由度があり、比較的少ない労力で個人の好みに合わせたり、好みに応じて塗装を塗り替えたりすることができる。ブレーキやクラッチの油圧ラインや、ワイヤーハーネスの取り付け位置を慎重に選んでいるため、高いハンドルバーや低いハンドルバーに合わせた長/短の油圧ラインやワイヤーハーネスを組み合わせて、無加工で取り付けできる。

純正アクセサリーにラインアップされているすべてのハンドルバーで、最適な取り付けキットが用意されている。さらに、バルブカバーやベルトカバーが、オイルチャンバーの外側に配置されるよう設計されているため、簡単に交換できる。R18ドラッグスターでは、この改造の自由度が高いR18のデザイン特長を利用して、カスタムが行われた。

ブレーキはスーパーバイク『S 1000 RR』用

R18ドラッグスターのフレームは、ドラッグレース用に、リアサスペンションを完全に取り外して変更した。フロントとリアのフェンダーは、クラシックなR18のシルエットを維持するために、ストックシートのメタルパーツを使ってわずかに変更されている。

ヘッドライトはオリジナルのR18と共通で、アルミ削り出し部品のデザインコレクションのヘッドライトベゼルを使用した。標準のエキゾーストは、アルミ削り出し部品のエキゾーストチップを利用して製作されたステンレス製ツインメガホンシステムに置き換えられている。

油圧フロントブレーキとクラッチマスターシリンダーは、Roland Sands Design製だ。タンクはオリジナルのR18から流用。塗装仕上げは、2トーンのメタリックブルーで、クラシックなBMWピンストライプが添えられた。フォークはBMW 『R nineT』用を使う。フロントブレーキシステムは、BMWのスーパーバイクの『S 1000 RR』用を採用した。シートは新設計され、「RSD」カスタムシートを装着する。

ローランド・サンズ氏は、「R18の中心にはエンジンがあるので、すぐにマッスルカーが思いついた。父はドラッグレーサーだったので、R18を直線でさらに速く走れるようにカスタムするのは理にかなっている」と語っている。

《森脇稔》

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