横浜ゴム、新型コロナによる需要減も最終損益は黒字を確保 2020年1-6月期決算

横浜ゴム『X-AT』
横浜ゴム『X-AT』全 1 枚

横浜ゴムは、2020年1~6月期(第2四半期累計)の連結決算を発表、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の影響でタイヤ事業が落ち込んだものの、最終損益では13億円の黒字を確保した。

タイヤ事業は売上収益は前期を下回り、事業利益は販売数量の減少に加えて、生産量減少に伴う製造原価の悪化および第1四半期に計上した北米におけるリコールに関連した在庫整理費用などにより減益となった。

新車用タイヤは、国内では新型コロナウイルス感染症の影響による需要の減少がさらに進行したほか、海外でも各国で自動車メーカーによる生産調整が継続したことから国内、海外ともに売上収益は前期を下回った。

市販用タイヤは国内では年初の暖冬の影響により冬用タイヤの販売が低調だったことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う消費活動の停滞で需要の減少が継続したほか、海外でも総じて需要の減少が継続しており、市販用タイヤ全体として売上収益は前期を下回った。

新型コロナウイルス感染症拡大は、マルチプルビジネス(ハマタイト・工業資材・ホース配管)やATG(農業機械用・産業車両用タイヤなど)、その他の事業にも大きく影響。いずれも売上収益、事業利益ともに前期を下回った。

これらの結果、全体の売上収益は前年同期比20.6%減の2471億円、事業利益は同86.8%減の23億円、営業利益は同88.3%減の29億円、四半期純利益は同92.5%減の13億円となった。

2020年度通期の業績予想は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け2020年2月公表予想を修正。売上収益は5360億円(2020年2月公表予想比18.8%減)、事業利益は210億円(同61.8%減)、営業利益は200億円(同63.3%減)、当期利益は125億円(同67.1%減)を計画している。

《纐纈敏也@DAYS》

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