新型コロナ流行で移動手段に変化、公共交通機関より自家用車や自転車を選ぶ

新型コロナウイルス感染症の流行前に主に利用していた移動手段は何ですか?
新型コロナウイルス感染症の流行前に主に利用していた移動手段は何ですか?全 4 枚

月額定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で移動手段にどのような変化があったかについて、全国の男女2080人を対象にインターネット調査を実施した。

まず、新型コロナウイルス感染症の流行前に主に利用していた移動手段について尋ねたところ、トップは「自家用車」で45.4%。2位の「公共交通機関」(30.7%)とあわせ7割以上を占めた。以下、「自転車」(10.5%)、「徒歩」(8.3%)、「カーシェア・レンタカー」(0.9%)、「タクシー」(0.7%)という結果になった。

次に現在、よく利用している移動手段について尋ねたところ、新型コロナウイルス感染症の流行前と比べて、移動手段に変化があることがわかった。具体的には、「公共交通機関」が30.7%から23.6%に減少している一方で、「自家用車」が45.4%から50.0%、「自転車」は10.5%から11.7%、「タクシー」は0.7%から1.0%、「徒歩」は8.3%から9.7%へと増加。感染予防のために外出を控えるようになっただけでなく、多くの人が混在する公共交通機関の利用も避けて生活していることがわかった。

「公共交通機関」の利用が減った理由については、54.8%が「感染リスクがあるから」と回答。その中には「密で閉鎖空間なので感染リスクが高い」「つり革からも感染しそう」などの回答があった。また、23.0%は「外出自粛・外出予定が無くなったから」と答え、「出張や飲み会も減った」「公共交通機関を使わなければならないような外出はしなくなった」という回答があった。

一方、「自家用車」の利用が増えた理由については、74.5%が「公共交通機関などで密になるのを避けたいから」と答え、「人との接触を避けるため」「不特定多数の方と会いたくないから」などの回答があった。また、13.7%が「使用する人が限られ安心感があるから」と答え、「身内しか使わないので」「少人数の特定の人しか使わないから」など、不特定多数が利用する公共交通機関におけるリスクを考えていることがわかる。さらに、「仕事の都合の為」と答えた6.9%の中には、「会社から公共交通機関利用について制限された」という回答もあった。

なおこの調査では利用頻度は考慮されていない。自家用車による移動回数が、公共交通機関による移動回数より多くなったのか、少なくなったのかは判断できない。

《纐纈敏也@DAYS》

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