ベントレー ベンテイガ 改良新型、635馬力の「スピード」を欧州発表…世界最速SUVに

0~100km/h加速3.9秒で最高速306km/h

世界初の電動アクティブロールコントロール技術

専用仕立ての内外装

ベントレー・ベンテイガ・スピード 改良新型
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ベントレーは8月12日、改良新型『ベンテイガ スピード』(Bentley Bentayga Speed)を欧州で発表した。改良新型『ベンテイガ』の頂点に立つ最強グレードだ。

0~100km/h加速3.9秒で最高速306km/h

改良新型ベンテイガスピードには、6.0リッターW12気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。最大出力は従来型を5ps上回る635ps、最大トルクは91.8kgmを獲得する。最大トルクは、1500~5000rpmの幅広い回転域において、引き出される。このW12エンジンは熟練の職人により手組みされ、このエンジンの製作だけで、1台のベンテイガスピードの完成に必要な総作業時間の約10分の1が費やされるという。

トランスミッションは8速ATで、駆動方式は4WD。改良新型ベンテイガスピードは、0~100km/h加速を3.9秒で駆け抜け、最高速は306km/hに到達する。ベントレーによると、ベンテイガスピードは世界最速の量産SUVになるという。

複雑なレイアウトのW12エンジンで気筒休止を効果的に行うため、エンジンコントロールユニットが状況に応じて、片側バンクの6気筒すべてを停止させる。吸排気センサーからのデータに基づいて、A/Bバンクを切り替えることにより、シリンダーと触媒コンバーターの温度低下を最小限に抑え、排出ガスの一時的な増加を回避する。これがCO2排出量の低減だけでなく、アクセル半開での巡航時における燃費向上にもつながるという。

また、5速から8速の間で走行中、例えば高速道を一定速度で走行する場合、ドライバーがアクセルペダルを戻すと、トルクコンバーターが開放されてエンジンがアイドリング状態となり、惰性で走行できる。アクセルペダルを再び踏み込むか、下り坂で速度が上昇した場合は、トランスミッションが再び接続される。

世界初の電動アクティブロールコントロール技術

改良新型ベンテイガスピードには、パワーを適切に活用するため、オンロード向けに4種類のドライブダイナミクスモードが用意されている。「コンフォート」モードは乗り心地を重視、「スポーツ」モードは走りを重視した。「ベントレー」モードは、乗り心地と走りをバランスさせる。「カスタム」モードでは、好みの設定にできる。

スポーツモードは、専用にチューニングされ、W12エンジンと8速ATのレスポンスだけでなく、エアサスペンションシステムと「ベントレーダイナミックライド」のレスポンスも向上させ、これまで以上にダイナミックで一体感のある走りを追求している。

ベントレーダイナミックライドは、世界初となる電動アクティブロールコントロール技術で、48Vのシステムを採用する。ベントレーダイナミックライドがコーナリング時のロールを抑え、タイヤの接地性を最大限に高め、クラストップのキャビン安定性と快適な乗り心地、優れた操縦性を実現するという。

「トルク・ベクタリング・バイ・ブレーキ」もチューニングが見直された。コーナー入口で内側後輪に軽くブレーキをかけることでフロントアクスルのターンインがよりシャープになるという。

専用仕立ての内外装

改良新型ベンテイガスピードの外観は、ダークティントのヘッドライト、ボディ同色のサイドスカート、専用の前後バンパー、延長されたテールゲートスポイラーなどが特長だ。ダークティントで統一されたラジエターとバンパーグリル、ペイント仕上げとダークティント仕上げの2種類から選択可能な22インチの専用ホイール、専用エンブレムなどが採用される。リアには、W12エンジン搭載車であることを示唆する楕円形のエキゾーストフィニッシャーが装着され、ダークティントのテールライトが装備されている。

インテリアには、カラースプリットが専用で、シートとインテリアトリムのプライマリーレザーがアクセントとなり、ダークカラーを引き立てる。ドア周りや、シートクッションとバックレストボルスターの縁部分、ロアコンソールなどには、コントラストカラーのレザーが使用されている。

シートクッション、バックレストセンターパネル、シフトレバー、ステアリングホイール、下部ニートリム、アッパーピラートリム、ヘッドライニングには、ベンテイガで初めて、アルカンターラが導入される。すべてのシートバックレストには、「Speed」の刺繍が添えられている。

《森脇稔》

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