BMW M3 次期型に初のワゴン、「ツーリング」設定が決定 2022年発表か

メルセデスAMG C63やアウディRS4アバントと競合

セダンの直6ツインターボは最大出力510hp

縦長デザインのキドニーグリル採用か

BMW M3 ツーリング のティザーイメージ
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BMWは8月12日、次期『M3』にワゴンボディの「ツーリング」を設定すると発表した。9月に発表予定の次期『M3セダン』に続いて、2022年にも『M3ツーリング』が登場すると見られる。

BMWは、次期M3にツーリングを設定することにより、高性能なプレミアムミッドレンジクラスのモデルラインナップを拡大する。M3ツーリングでは、ダイナミクスの新次元を求めて、間もなくテスト走行を開始する予定だ。

メルセデスAMG C63やアウディRS4アバントと競合

BMWは、ドイツ・ミュンヘン近郊のガーヒングの開発センターを拠点に、M3ツーリングの開発を進めている。BMWは2000年、3代目M3をベースにM3ツーリングのプロトタイプを製作したが、量産化には至らなかった。BMW Mの歴史において、M3ツーリングが市販されるのは、次期型が初めてになる。BMWによると、M固有のパフォーマンスに、ツーリングならではのスペースやインテリジェントな機能を組み合わせるという。

なお、M3よりも上に位置する『M5』では、1992年の第2世代と2007年の第4世代に、ツーリングが用意されたことがある。 BMWはM3ツーリングで、ワゴンボディを備えた高性能スポーツカーの高い柔軟性を、生産プロセスに組み込むことができることを証明するという。

BMWはM3ツーリングの投入により、競合プレミアムブランドに対抗していく。メルセデスAMGの『C63ステーションワゴン』、アウディ『RS4アバント』などと競合することになる。BMW 3シリーズ・ツーリング 新型の M340i xDrive(参考)BMW 3シリーズ・ツーリング 新型の M340i xDrive(参考)

直6ツインターボは最大出力510hp

M3ツーリングには、次期M3セダン同様、ボンネットの下に直列6気筒の「M ツインパワーターボ」エンジンの最新版を搭載する。BMW Mの他の高性能モデルと同様に、次期BMW M3セダンには、2つのパフォーマンスレベルが用意される。標準仕様は最大出力が480hp。「コンペティション」では、最大出力が510hpに引き上げられる。最大トルクは66.3kgmを獲得する。

従来型M3セダンには、直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを積む。最大出力は431hp/5500~7300rpm、最大トルクは56.1kgm/1850~5500rpmだ。次期型では、標準仕様で49hp、コンペティション仕様で60hpという大幅なパワーアップが図られることになる。

次期M3セダンにはまず、後輪駆動モデルが用意される。遅れて、4WDの「M xDrive」が初設定される。M xDriveは通常状態ではFRを基本にしながら、路面状況や走行状態に応じて、4WDに変化する。

また、次期M3セダンのトランスミッションには、「Drivelogic」を搭載した8速「Mステップトロニック」が採用される。さらに、6速MTが継続設定される。BMWによると、純粋なパフォーマンス体験と、車両をダイレクトに操る感覚を好む顧客にとって、マニュアルトランスミッションモデルのバリエーションは、このセグメントでユニークなオファーになるという。BMW 3シリーズ・ツーリング 新型の M340i xDrive(参考)BMW 3シリーズ・ツーリング 新型の M340i xDrive(参考)

縦長デザインのキドニーグリル採用か

BMWはM3ツーリングで、レース志向のパフォーマンスと日常性の両立をMカーに求めるすべての顧客の要望に応える。新型3シリーズツーリングの現時点の最強グレード、「M340i xDriveツーリング」を超えるパフォーマンスを追求していく。

BMWによると、M3ツーリングは現在、開発の初期段階にあり、今後2年間の開発プログラムが予定されているというから、デビューは2022年となりそうだ。他のBMW Mの高性能スポーツカーと同様に、開発テストは公道やサーキットで行われる。M3ツーリングの集中的なテストとチューニングプロセスは、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースが舞台になる。

なお、BMWは、M3ツーリングと、ベース車両の『3シリーズ・ツーリング』新型との違いについて、エンジンとパフォーマンスをはじめ、トレッドの拡大、リアの4本出しテールパイプなどを挙げる。また、フロントマスクについては、「エアインテークが著しく大きくなる」と公表しており、『4シリーズクーペ』新型のような縦長デザインのキドニーグリルが採用される可能性が高まっている。

《森脇稔》

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